iP110は、2008年5月下旬に発売された「iP100」の後継となるA4モバイルプリンタ。ボディカラーをシルバーからブラックに変更したほか、新たにIEEE802.11b/g/nの無線LAN機能を搭載し、スマートデバイスやクラウドサービスとの連携機能を追加した。iP100が内蔵していた赤外線通信(IrDA)、オプションによるBluetooth接続は省いている。
プリントエンジンは5色独立インク(染料4色独立+顔料ブラック)を採用し、最高9600×2400dpi/最小1ピコリットル/計1856ノズルのプリントヘッドを搭載する。A4普通紙の印刷速度はモノクロ約9ipm/カラー約5.8ipm、L判カラーフチなし写真1枚の印刷速度は44秒だ。複合機ではないので、スキャナやメモリカードスロットは搭載しない。
オプションのバッテリーを装着すれば、バッテリー駆動で約290枚の印刷ができる。本体サイズは322(幅)×185(奥行き)×62(高さ)ミリ、重量は約2キロだ。直販価格は2万6800円。
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