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» 2015年03月30日 19時42分 公開

暗所AFとバッファ性能が進化した快適操作の一眼レフ――ニコン「D7200」(2/2 ページ)

[永山昌克,ITmedia]
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 次の写真は、蔵造りの外観をクローズアップで捉えたもの。利便性重視の高倍率ズームのため周辺画質は高解像とはいえないが、歴史を感じる重厚な雰囲気は狙いどおりに表現できた。

D7200 F6.3、1/200秒、ISO100、WB晴天、レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR

 ピクチャーコントロールから「モノクローム」を選択し、明瞭度を+3に、コントラストを+2にそれぞれ設定して撮影。神殿を思わせるコンクリート建築の造形を際立たせた。

D7200 F5、1/250秒、ISO100、WB晴天、レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR

 単焦点レンズの開放値で撮影。背景をぼかして奥行きのある表現を狙った。高倍率ズームのみでは同じような写真ばかりになりがちだが、明るい単焦点を1本加えると、写真全体の流れにメリハリを与えられる。

D7200 F1.8、1/500秒、ISO100、WB晴天、レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
D7200 F2.5、1/100秒、ISO160、WB晴天、レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
D7200 ファインダーには視野率約100%のペンタプリズムを採用。倍率は約0.94倍。十分な広さがあり、見やすさは良好だ。液晶モニターには約122.9万ドットの3.2型を装備する

 今回の試用では、ボディ1台+レンズ2本というスタイルで街歩きを楽しんだ。そんな気軽なスナップ用途でも、D7200のスピーディなAFと短いレリーズタイムラグが非常に快適に感じられた。小さくて短いシャッター音も気持ちいい。

 画期的な新機能を搭載したわけではないが、暗所AF性能や連写時のバッファ性能を高めたことで、使い勝手は確実に向上している。ただ個人的には、可動式液晶の採用が見送られたのが少し残念に思う。下位の「D5500」とは異なり、液晶ライブビュー撮影よりも光学ファインダーでの撮影を重視したモデルという位置付けなのだろう。

 ボディの剛性感や撮影時のレリーズの感触、各種機能へのアクセス性は、当然かもしれないがD5000系のモデルに比べてワンランク上だ。光学ファインダーを使って、心地よい操作感でスナップやポートレート、風景写真を楽しみたい人におすすめできる。

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