携帯電話の絵文字メールをスマートフォンでも見られるようにすることで、コミュニケーションの幅が広がる。
通常の携帯電話は、絵文字を使ったメールを送受信できるが、Windows Mobileスマートフォンには絵文字フォントが搭載されていないので、絵文字のメールの閲覧や作成ができない。絵文字の部分は、「〓」という記号が表示されるだけだ。
これでは、メールでコミュニケーションする場合にあまりにも寂しい。スマートフォンでも絵文字が見られるように設定をしよう(著者注:絵文字を閲覧できるどうかはキャリア、端末によって異なる。ウィルコムの場合は絵文字フォントを入れても、受信したメールの絵文字は見ることができない。なお、同社では絵文字対応の強化を表明している)。
まずは、絵文字のフォントをダウンロードして、スマートフォンにインストールする必要がある。絵文字フォントは、携帯電話用絵文字をWindows環境で利用できる外字ファイル「けーたい絵文字」というサイトから入手できる。ダウンロードした圧縮フォルダ内に「EUDC.TTE」があるので、これをスマートフォンの「\Windows\Fonts」フォルダにコピーする。
次にPocket の手を起動して「日本語環境設定」をタップし、画面右下のメニューの「フォント」をタップする。開いた画面にある「外字ファイルを指定する」にチェックを入れ、フォルダアイコンをタップしよう。ここで、先ほどコピーしたファイル「\Windows\Fonts\EUDC.TTE」を選択する。
選択したら、画面左下のメニューから「終了」を選択して、再起動すれば完了だ。
このフォントでは、メールの絵文字以外にもホームページ上の絵文字などにも対応する。また、絵文字フォントをメールで使用する際には、ソフトキーボードの表示サイズが大きな「iuTAP」という入力用ソフトを使用すると便利だろう。
なお、ソフトバンクモバイルが販売する端末では、絵文字メールに対応するサービス(S! メール)もある。
携帯電話を中心とした無線通信分野のハードウェア、ソフトウェア開発を行うドルフィンシステム代表取締役。現職以前は、Linuxサーバの企画開発、W-CDMA/HSDPAの研究開発用測定器の開発プロジェクトにてマネジメントを経験。
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