富士通ラーニングメディアは、研修や講習会の運営の効率化を図るために、Force.com上に受講管理システムを構築した。
人材研修サービスを手掛ける富士通ラーニングメディアは7月22日、同社のラーニングセンターに受講管理システムを導入すると発表した。講習会や研修の運営の効率化を図り、講習会の質を高めるのが狙い。
受講者を丁寧にサポートする研修の実現を目指し、RFID付き受講票を用いたログインシステムや、Web上でのアンケート入力、受講者の理解度を把握しながら講習会を進められるレスポンスシステムなどを順次導入する。
受講管理システムの構築には、開発基盤をネットワーク経由で提供するセールスフォース・ドットコムの「Force.com」を採用。1日当たり1000人が使う受講管理システムをクラウド上に構築した。
同システムの導入により、受講者は、PCを使ってテストの回答などができ、ほかの受講者を気にせず講習会に参加できる。講師は受講者のスキルや理解度をPCで確認できるため、個人ごとにサポートを展開できるようになる。
富士通ラーニングメディアは、品川、大崎、蒲田、名古屋、関西、福岡にあるラーニングセンターで、約600コースの定期講習会を実施している。受講者数は年間で約10万人。
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