Intelの7〜9月期の決算は前年同期比では減収減益だったが、Netbook向けプロセッサの好調などによりアナリスト予測を上回った。
米Intelは10月13日、第3四半期(7〜9月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比8.1%減の94億ドル、純利益は同7.8%減の19億ドル(1株当たり33セント)だった。1株当たり純利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測28セントを上回った。
営業利益は26億ドルで前期比17%減。また粗利益率は58%で、同社が8月に上方修正した予想をさらに上回った。
マイクロプロセッサの平均販売価格(ASP)はやや下がったが、Atomプロセッサとチップセットの売上高は前期比15%増の4億1500万ドルだった。
ポール・オッテリーニ社長兼CEOは、「Intelのこの力強い実績は、技術革新が経済再生にとって重要であることを示す。この経済状況の勢いとわれわれの市場におけるリーダーシップにより、先行きに自信を持った」とコメントした。
第4四半期の見通しについては、売上高は101億ドルプラスマイナス4億ドル、粗利益率は62%プラスマイナス3ポイントと見込んでいる。
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