下着通販の白鳩は運営するECサイトをリニューアルした。画面の遷移数を少なくし、特集ページを簡単に作成できるようにした。リニューアル後の月間の売り上げは前年同期比で50%増えたとしている。
下着通販の白鳩は、EC(電子商取引)サイト「京都発インナーショップ白鳩」を2009年10月下旬にリニューアルし、商品の売り上げや購入率を増加させた。ECサイト構築のパッケージ製品を提供したアイティフォーが1月18日に発表した。
採用したパッケージ製品は「ITFOReC」。刷新により、1画面上で商品の購入や関連商品の表示ができるようになった。商品のサイズや数量を指定すると、お勧めの商品や関連商品が連動して表示される。これまでは商品を選ぶと注文画面に切り替わっていたため、追加購入が発生しにくい作りになっていた。
販売促進に効果がある「特集ページ」も簡単に作成できるようになった。「クリスマス」「補正下着」といったキーワードを指定しておくと、関連する商品のコンテンツを自動で集め、専用のWebページを作成できる。従来は、対象商品のリンクを1つずつ掲載する作業が必要だった。
AjaxやFlashの技術を取り入れ、お勧め商品のコンテンツが自動的に上下にスクロールしたり、マウスオーバーしたコンテンツが表示されるといった工夫も凝らしている。
ECサイトの刷新により、11月、12月の売り上げが前年同期比で50%増加、ECサイトに訪れた利用者が実際に商品を購入する比率は33%増加したという。現在売り上げの50%をECサイトが占めており、今後はECサイトからの売り上げ比率を大幅に向上させるのが目標としている。
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