Windowsの次期バージョンはNVIDIAやQUALCOMM、TIが提供するARMベースのプロセッサでも動作すると、Microsoftが発表した。
米Microsoftは1月5日、Windowsの次期バージョンは、ARMアーキテクチャを含むシステム・オン・チップ(SoC)設計をサポートするとConsumer Electronics Show(CES)で発表した。
MicrosoftはNVIDIA、QUALCOMM、Texas Instruments(TI)と提携し、次期版Windowsはこれらパートナーが提供するARMベースのシステムで動作する。x86アーキテクチャに関しては、IntelとAMDがWindowsをフルサポートする省電力SoC設計を開発する。
Microsoftはこの日、Intelのx86アーキテクチャを使ったSoCプラットフォームと、NVIDIA、QUALCOMM、TIのSoCプラットフォームで動作する次期版Windowsのデモも行った。デモではARMでネイティブに動作するOfficeも披露した。
昨年から人気が急上昇しているタブレットマシンは、多くがARMアーキテクチャを基盤とするプロセッサを採用している。MicrosoftはARMをサポートすることで、Windowsをこの種のデバイスに拡大する狙いだ。同社はこれまで組み込み版WindowsでARMをサポートしていた。
Windowsの次期バージョン(現時点では「Windows 8」と呼ばれている)は2012年に登場するとみられる。
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