Google、Android Marketにもターゲティング広告防止オプションを追加

Android Marketの「設定」ページで、AdSenseとAdMobによるcookieを利用した行動追跡を拒否できるようになった。

» 2011年04月18日 08時59分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 android

 米Googleのスマートフォン向けアプリストア「Adroid Market」がアップデートされ、Google AdSenseとAdMobのターゲティング広告の配信をオプトアウトできるようになった。

 Android Marketの「設定」ページに「インタレストベース広告を受信する」という選択肢が追加された。初期設定では受信することになっているが、このチェックを外すと、cookieを利用したユーザーの行動追跡が行われなくなる。これで端末に関する匿名情報がGoogleに送信されなくなり、アプリ内で表示される広告がターゲティングされていないものになる。Webブラウザ内に表示される広告表示に関しては、別途Googleのプライバシーセンターで設定する必要がある。

 Googleは1月に、Webブラウザ「Google Chrome」向け行動追跡防止の拡張機能「Keep My Opt-Outs」をリリースした。米国では消費者のプライバシーを保護する目的で、米連邦取引委員会(FTC)がプライバシー保護設定を簡易化する「Do Not Track」システムの搭載を提唱している。

変更履歴:本文中、「Android Marketでランダムな広告が表示されるようになる。」と記述していましたが、「アプリ内で表示される広告がターゲティングされていないものになる。」と修正いたしました。[2011/04/18 19:00]

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