富士電機、新たな基幹システムにOracle Exadataを採用導入事例

次期基幹システムのデータベース統合基盤として富士電機がOracle Exadataを採用。グループ全体のビジネスプラットフォームと位置付ける。

» 2013年11月26日 17時21分 公開
[ITmedia]

 富士電機が新たに構築した次期基幹システムのデータベース統合基盤に「Oracle Exadata」を導入した。日本オラクルが11月26日に発表した。

 富士電機は、2010年12月に次期基幹システムプロジェクトを発足させ、業務の標準化、業務システムの全体最適化、経営情報の可視化などを目的に、大規模プロジェクトに取り組んでいる。従来のシステムは、各子会社や部署ごとに汎用機やUNIX系のシステムなど、個別最適化された複数のシステムで構築され、それらを運用していた。

 このプロジェクトでは世界各地の拠点で利用する受注・手配・出荷・売上の各システムを統合した新たな販売管理システムを次期基幹システムとして構築、5月に稼働を開始している。また、Oracle Exadataを含むデータベースの構築にあたっては日本オラクルのコンサルティングサービスも利用した。このほかシステムの安定稼働のために運用管理ソリューションの「Oracle Enterprise Manager」、リモート監視サービス「Auto Service Request」も導入している。

 富士電機ではOracle Exadataの利用により、業務上課題であった夜間の日次バッチ処理を最大50%高速化した。さらに、オープンシステムのUNIX系の従来システムをOracle Exadataに統合することで、システムの全体最適化の促進と約20%のコスト削減を実現している。

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