良品計画がレコメンドシステムを刷新、印Infosysを採用導入事例

「無印良品」を展開する良品計画では実店舗とオンラインをカバーする顧客への提案が可能になった。

» 2014年09月16日 18時26分 公開
[ITmedia]

 「無印良品」を展開する良品計画が顧客ごとに最適化した商品情報などを提案するレコメンデーションシステムを刷新した。製品の導入を支援したインドのInfosysが9月16日に発表した。

 良品計画が導入したのは、Infosysのオムニチャネルパーソナライズエンジン製品「InteractEdgeプラットフォームソリューション」。機械学習によってパーソナライズされたお勧めの商品情報やキャンペーンプロモーションなどを提供できるという。

 良品計画 WEB事業部長の奥谷孝司氏は、「このレコメンデーションツールの導入により、ネットストアを使わない顧客にも店舗での購入履歴をベースに、MUJI passportを経由しておすすめ商品を自動的に表示することができ、まさにレコメンデーションのオムニチャネル化と自動化が実現した」とのコメントを寄せている。

良品計画が導入しているオムニチャネルのためのシステム

 良品計画は、オンラインストアの「MUJI.net」、モバイルアプリの「MUJI passport」、メールサービスの「MUJI.net MailNEWS」などを展開。これらにソーシャルメディアのコメントデータや実店舗における販売データ、顧客の行動履歴といったデータを統合、分析して、オンラインと実店舗を跨いだ顧客とのコミュニケーションを可能にする環境作りを進めてきた。

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