LINE WORKSは、これまで「Works Mobile」として提供されていた、ビジネスチャットをベースとした、スマートフォンアプリで利用できるグループウェアの最新バージョンとなる。Works Mobileで提供されていた、スケジュール機能やストレージ機能、ファイル共有機能、管理者向けの監視機能やセキュリティ機能なども引き続き利用できる。既存のWorks Mobileユーザーには、バージョンアップとしてLINE WORKSに切り替わる。
便利な機能として、既読確認機能、スケジュール調整機能、グループコミュニケーションのためのトークルーム作成機能なども用意される。これらは遠隔でのデータ削除が可能で、ログの確認もでき、SOC2、SOC3、ISO/IEC 27001/27017/27018などの国際認証を取得したセキュリティで運用される。99.9%のサービス稼働保証(SLA)も提供する。
導入は、ワークスモバイルから直接でもいいが、正規販売代理店経由でもよい。国内ではすでに多くのSIerが企業のデジタル化をサポートしており、そうしたSIerがコンサルティングしながらLINE WORKSを販売していくという。KDDIやソフトバンクなど、通信事業者も正規代理店として取り扱っている。
2016年10月に提携を発表したLINEとワークスモバイルが、よりよいビジネスのコミュニケーション、そしてワークスタイルの変革を目指して開発したLINE WORKS。今後はチャットbotやAIの活用、LINE@などのLINEの法人向けサービスとの連携なども検討していくという。
ワークスモバイルジャパンの松橋博人社長は「ビジネスコミュニケーションにおけるデファクトスタンダードを目指す」と自信を見せたが、すでにコミュニケーションプラットフォームとして大きなシェアを持つLINEとのシナジーが見込めることを考えると、ビジネスチャットの勢力図が大きく変わる可能性があることは間違いないだろう。
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