俺の新しい「堂々巡り論法」のおかげで、ここのところ議論で負けたことがない
旗が風にたなびいていただろ
その旗の反論が間違っていることを証明するリンクを送るよ
いいけどさ、あの複数の光源はどうやって説明するのさ
(15分後)
これで、君のふざけた10個全てが偽りであることを証明したぞ。月面着陸が本当だったと同意してくれるかい?
動く旗はどう説明するのさ
ガアァァァ! 降参!! お前の勝ち!!!
“ウォーリー論法”に勝てる強靭な精神の持ち主は、アリスくらいですかね。
“circular argument”は、難しくいうと「循環論法」ですが、日常会話でいうところの「堂々巡り」のことで、“argue in a circle”や“talk/run in circles”ということもあります。
似た意味の「悪循環」は、“vicious circle”といい、“Bad policies are causing a vicious circle of deflation.”(悪い政策がデフレの悪循環を生んでいる)と使います。
また、“hoax”は、「人をだます」こと、またはそのための「作り話」のことです。語源は、一説によると、日本語で言うところの「ちちんぷいぷい」のような、奇術師が使う「呪文、まじない」を意味する“hocus pocus”の“hocus”が、「人をだます、かつぐ」という意味として使われるようになり、それが略されて“hoax”となったとのことです。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
- 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
- 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
- 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
- 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
- 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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