「Arena PLM(アリーナ ピーエルエム)」は、PTCが提供する、設計から製造、品質管理までをクラウド上で統合するPLMソリューションです。
クラウドPLMの領域で多くの製造企業に導入されており、部品表(BOM)管理や工程変更管理、文書管理、品質管理、供給網との協業を単一のプラットフォームでカバーします。
電気・機械・ソフトウェアの設計情報を横断的に統合し、分散した海外拠点や協力企業間でも最新データをリアルタイムで共有できる環境を整えているのが特徴です。情報分断に伴う試作のやり直しや出荷遅延の抑制に対応し、様々な製造業において製品の市場投入期間の短縮や品質向上を後押しする構成となっています。
■単一統合基盤による部品表・変更履歴の一元管理
部品や組み付け、要求仕様、品質工程、改訂履歴などの製品記録を単一のデータベースで一元管理できます。設計変更時には、管理された承認手順によりスムーズな確認や承認をサポートし、変更時のトレーサビリティ向上に対応する仕様です。また、社内外の関連部署が同一の最新情報にアクセスできるため、設計ミスや誤った仕様に基づく不具合の低減に寄与し、製品開発工程の透明性向上を後押しする仕組みとなっています。
■品質管理や供給網情報とのシステム連携
品質管理機能や供給網情報を標準で統合し、品質改善や部品の調達リスク管理を同一システム内で行える構成です。電子部品のリアルタイムデータやAIによる分析知見を設計の作業手順に組み込むことで、調達性や製造性を考慮した初期設計を後押しします。さらに、顧客管理システムや基幹業務システム、各種開発ツールとのスムーズな連携により、製品全体にわたるデータ共有をサポートする設計です。
■クラウド基盤とセキュリティ体制
自社サーバの運用やメンテナンスの手間軽減に寄与する仕様です。役割に応じたアクセス制御や暗号化通信を備え、社外の納入業者や協力工場に対しても権限を分離した共同作業をサポートします。環境法規制や輸出管理規制、医療機器のコンプライアンス要件にも対応し、セキュリティと規制順守に配慮した運用を後押しする仕組みとなっています。