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ライフスタイル的“夏休み・お出かけ”案内特集(2/2 ページ)

» 2004年08月05日 03時16分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 東京・上野の国立科学博物館では、「テレビゲームとデジタル科学展」を開催している。世界初のコンピュータとして知られる「ENIAC」の部品から、現在のパソコンの原型となったパロアルト研究所の「Alto」、スティーブ・ウォズニアックのサイン入り「Apple I」、初代「IBM PC」など著名なコンピュータが勢ぞろい。

 一方のテレビゲームゾーンでは、懐かしいゲーム機の数々を展示しているほか、来場者参加型のインタラクティブ・エンターテイメント・システム「CINEMATRIX」も体験できる。ちなみに映画の「MATRIX」および「ANIMATRIX」とは無関係。

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イベント名 テレビゲームとデジタル科学展
開催期間 10月11日まで。
開催場所 国立科学博物館(上野本館)
概要 テレビゲームとコンピュータの歴史に触れることができる知的イベント。入館料金は、一般・大学生が1300円(前売り・団体料金は1100円)、小中学生と高校生は600円(同じく400円)
関連記事 懐かしの名機たちに会える〜国立科学博物館で「テレビゲームとデジタル科学展」開催
関連リンク テレビゲームとデジタル科学展
地図へのリンク 周辺マップ(国立科学博物館)

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 お台場にある日本科学未来館では、「疾走するファイバー展」を開催中だ。スポーツ、通信、宇宙開発、そしてバイオといった幅広い分野をカバーする最新のハイテク繊維のほか、光通信の仕組みやユニークな性質を持つ繊維を分かりやすく解説する「体験コーナー」も。あの北島康介選手が着用した“鮫肌スーツ”も間近でみることができる。

イベント名 疾走するファイバー展
開催期間 8月31日まで
開催場所 日本科学未来館
概要 入場料は大人500円、18歳以下は200円。また、土曜日は18歳以下の料金が無料になる。
関連記事 鮫肌スーツから火星着陸まで〜疾走する“ファイバー”の世界
関連リンク 疾走するファイバー展
地図へのリンク 交通案内(日本科学未来館)

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 東京ドームシティのプリズムホールで開催中の「プロジェクトX21〜挑戦者たち〜」は、その名の通り、NHKドキュメンタリー「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」をテーマにした特別展だ。

 放送初回から第130回までのなかから50のプロジェクトをチョイスし、製品の実物や関連映像を豊富に展示している。例えば、品川の町工場だった東京通信工業を“世界のソニー”へと飛躍させる原動力となったトランジスタラジオ「TR-610」や、日本ビクターの家庭用VHS方式ビデオデッキ第一号機「HR3300」など。

 日本の高度成長を支えた技術者たちの“ものつくり”にかける情熱を体感できる。展示コーナーでは、携帯電話を利用した音声ガイドの運用実験も実施中。音声ガイドもトモロヲ風?

イベント名 「プロジェクトX21〜挑戦者たち〜」
開催期間 8月25日まで
開催場所 東京ドームシティ・プリズムホール
概要 テーマは「日本人の情熱と挑戦」。NHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の130回を超える放送の中から当時のプロジェクトで達成した製品の実物や映像、未来へ向けた技術を、展示やステージイベントなどで立体的に紹介する。入場料は一般1300円、高大生は1000円、小中学生は無料。
関連記事 “ゼロ”から始まった技術から“次世代”へ――「プロジェクトX21」展
関連リンク 特別展「プロジェクトX21」
地図へのリンク 交通案内(東京ドームシティ)

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 もし、話題の「iPod mini」を買いに「アップルストア銀座」へ行ったら、ついでに松屋銀座7階のデザインギャラリーにも寄ってみよう。「デザインによる解決―Suica改札機のわずかな傾き」という小さな展覧会が8月16日まで開催されている。テーマは、東日本に住む人にはすっかりお馴染みの「Suika」。

 しかし、自動改札に採用されるまでにはさまざまな苦労があった……という、これまたプロジェクトX的な展覧会だ。会場が狭いので、ちょっとした時間に立ち寄れる手軽さも魅力。

イベント名 デザインによる解決―Suica改札機のわずかな傾き
開催期間 8月16日まで
開催場所 銀座松屋、7階「デザインギャラリー」
概要 Suica改札機のカードをかざす部分には、わずかな傾斜がついている。なぜこのような形に至ったのか? という疑問に答えてくれる小さなイベント。Suicaというシステムを通してデザイナーの新しい役割を紹介していく。もちろん、実物のSuica改札機も展示中。入場は無料。
関連記事 デザインで性能が変わる〜Suica改札機のわずかな傾き
関連リンク 第607回企画展(松屋)
地図へのリンク MATSUYA GINZA

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 最後は、3000万円もかけて製作したロボットを、バラバラにしてしまうという大胆なイベント「ROBOT解体LIVE2004」。未来ロボット技術研究センター(通称:fuRo)の古田貴之所長が、「morph3」の実物を観客の子ども達と一緒に分解・解体し、その内部構造と技術を解説してくれる。古田所長と子どもたちの天然かけあい漫才も魅力だ(?)。

 東京会場は終了してしまったが、まだ福岡、静岡、仙台の3カ所は参加申し込みを受け付けている(8月4日現在)。

イベント名 ROBOT解体LIVE2004
開催場所 東京会場は終了。8月12日に茨城県水戸市の「三の丸ホテル」、8月18日には福岡市の「エルガーラホール」、8月20日には静岡市の駅ビル「パルシェ」会議室、8月24日には仙台市の「エル・パーク仙台」で開催予定
概要 未来ロボット技術研究センター(通称:fuRo)の古田所長が「morph3」の実物を観客とともに分解・解体し、その内部構造と技術を解説するライブ感あふれる知的アトラクション。morph3の誕生秘話や現在進められているプロジェクトも公開。参加は無料(事前登録制)
関連記事 3000万円のロボットが子供の手でバラバラに――ROBOT解体LIVE
関連リンク ROBOT解体LIVE2004

 夏休みの予定は決まりましたか? 

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