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» 2005年01月07日 22時27分 公開

LifeStyle Weekly Access Top10:独身者のための「食器洗い乾燥機」入門?

食洗機は6人分/60点という大容量タイプが主流で、単身者やディンクス向けの製品はほとんどない。そこで、独身代表として、各メーカーの担当者に聞いてみたーー単身者向けの食洗機って、出しませんか?

[芹澤隆徳,ITmedia]

 今週のアクセストップは、米国ラスベガスで開催中の「2005 International CES」レポート。東芝が新コンセプト「gigastyle」を明らかにしたプレス説明会の記事だ。小型HDDを搭載したビデオカメラ「gigashot」やHD DVDプレーヤー、さらには1TバイトのHDDを搭載したレコーダーが登場する可能性を示唆するなど、非常に興味深い内容となっている。

 広大な展示会場もオープンし、いよいよ活気づいてきたラスベガス。現地のITmedia取材班は、寝不足や風邪と闘いながら、がんばっているので、この後のレポートにも期待していただきたい。


 ところで、4位にランクインした「お父さんのための食器洗い乾燥機入門」。食洗機はファミリー向けの製品が主流のため、このようなタイトルになった訳だが、取材を進めていくうち、「こんな便利なものなら、わが家にも欲しい」などと考えてしまった。一人暮らしなのに。

 しかし、各社の製品を見渡してみると、単身者やディンクス向けの製品はほとんどない(三菱電機の「EW-NC1」は、“2人分/25点”とお手頃だが、発売が延期されたため、まだ市場にない)。記事でも触れたが、6人分/60点という製品が主流だ。そこで、独身代表として、各メーカーの担当者に聞いてみた。

ーー単身者向けの食洗機って、出しませんか?

 「マーケティング上の視点で言えば、単身者が果たして食器洗い乾燥機を欲しがるのか疑問です。もっとほかのものにお金を使うかもしれないし、むしろ外食することが多いのではないでしょうか」(三洋電機)。

 なるほど。自分を省みても、食事の9割は外食だ。毎日使う食器といえば、コーヒーカップとグラス程度だから、普通に考えれば食洗機などいらない。

 しかし、食洗機の導入(=楽をすること)を前提に考えるなら、食器が少ないからこそ大容量タイプは適さない。カップとグラスだけで洗浄するのはエコロジーではないし、かといって“まとめ洗い”のために食器を蓄積していくと、一杯になるまできっと1週間くらいかかってしまう。その間、洗っていない食器が放置されることになるわけで、今度は衛生的に良くない……なんだか情けない論理の展開だ。

 しかし世間には、もう少しマシな理由〜たとえば共働きのご夫婦など〜で小容量の食洗機が欲しいという声も多いはず。そのへんも聞いてみた。

 ーー1〜2人分の食洗機ってニーズありますよね?

 「1〜2人用の小型タイプを求める声は確かにあります。市場が広がり、製品バリエーションが拡大すれば可能性はあるのではないでしょうか」(松下電器産業)。

 前向きなご意見をありがとう。しかし、どの程度まで市場が広がれば良いのだろうか。

 「需要が増えて、年間100万台とかいう世界になると、もっと(製品開発にも)投資できると思います」(日立製作所)。

 食器洗い乾燥機の年間出荷台数は、2003年度で約41万台。2004年度で約45万台と見込まれている。100万台はまだ少し先の話のようだけど……はたして、食洗機の市場拡大と独身脱出、どちらが先だろう?

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