1位 人気のツボ押さえた薄型デジカメ大本命――ソニー「DSC-T7」
5位 「われわれは2年待った」――ワーナーがHD DVDを選んだ理由
7位 プラズマよりも明るくキレイ――ビクター、D-ILAリアプロTV発表
今週のトップ10は、“技術のソニー”面目躍如ともいうべき超薄型デジカメ「DSC-T7」をレビューした記事が1位の栄冠に輝いた。“薄い・速い・キレイ”と3拍子揃った大本命馬のDSC-T7だが、薄型デジカメ春のG1レースには“対抗”や“穴”“大穴”もひかえている。
この“薄型賞スリム記念杯”のエントリー条件は「光学3倍ズーム」「5メガピクセル」「大型2.5インチ液晶」そして「厚さ20ミリ前後」だ。
まずDSC-T7の対抗馬としては、昨年の夏からロングセールスを続けている人気の松下「DMC-FX7」だろう。レンズが沈胴式なので厚さが24.2ミリと屈曲光学式よりもスリムさでは劣るものの、F2.8からという明るいレンズに加えて光学式手ブレ補正機構も内蔵しており、F値が暗くなりがちな屈曲光学系グループを尻目に“先行逃げ切り型”で昨年後半に続き今春も薄型ダービーを制するかもしれない。発売から時間が経っているので、実売が3万円台前半とこなれているのも魅力だ。
穴馬は富士写真フイルムの「FinePix Z1」。富士写らしからぬ(失礼っ)オシャレなデザインのボディは屈曲光学系を生かして18.6ミリとスリムに仕上がっている。レンズはF3.5〜F4.2とやや暗めだが、ISO800まで対応する独自のスーパーCCDハニカムHRで手ブレをカバー。末脚を生かして“馬群から直線一気に抜け出す”実力を持っている。
大穴はニコンの「COOLPIX S1」だろうか。厚さは19.7ミリと屈曲光学系としては特筆すべきものでもなく、デザインも(筆者の個人的感想では)ライバル3機種よりやや見劣りがする。人物の顔を自動認識するという新型AFや、描写力には定評のあるEDニッコールレンズを屈曲光学システムに組み込んだズームレンズ(35〜105ミリ相当、F3.0〜5.4)に期待したいところだ。
そのほか“無印”だがカシオ計算機「EXILIM EX-Z57」も“薄型賞スリム記念杯”エントリー条件をクリアしている実力機。“元祖薄型”EXILIMの由緒正しい血統は、混戦模様を呈した時に馬群からスッと抜け出てゴールインしてしまうかもしれない。
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