1位 ほんとなの?――次世代光ディスク統一規格報道の「真相」
4位 薄さと強さのモノコックデザイン――高感度・薄型機「FinePix Z1」
5位 大きな進化を果たした“普及”モデル――パイオニア「DVR-530H」を試す(前編)
7位 カスタマイズが楽しい学習リモコン――上海問屋の「EG-LR320」
8位 あいちゃんも感動――三菱、オートターンと新映像エンジンの新・液晶TV
9位 軽快な操作感に3CCDの高画質――HDDムービー・新“Everio”
10位 マッチ箱サイズで動画再生も可能なプレーヤー、mpioから
ゴールデンウィーク前というタイミングも手伝い、先週2位にランクインしたのが「フェスティバルウォーク蘇我」の記事。千葉市の蘇我臨海開発プロジェクト「ハーバーシティ」にオープンした大型娯楽施設で、大型ゲームセンターから海鮮市場、スパ、シネコンまで揃えている。臨海再開発地域のため敷地には余裕があり、また食事をする場所もふんだんに用意されているから、家族や友達と一緒に行って丸一日遊べるだろう。
ところで、一足先に体験させてもらった身としては、穴場の一つも紹介できないと心苦しい。そこで取り上げたいのが“個室型シネマ”だ。
個室型シネマといえば、大画面のAVシステムを設置したレンタルスペースのこと(いわゆる“個室ビデオ”とは意味が違う。念のため)。ここ数年人気が高まっており、カラオケボックスや漫画喫茶に併設されているのを目にする機会も多いだろう。
ただ、フェスティバルウォーク蘇我の場合は、個室型シネマが“映画館の中”にあったりするから面白い。
場所はもちろん、シネマコンプレックスの「XYZ CINEMAS」。ここには、記事で取り上げた12のスクリーンにくわえ、「THE PRIVAXYZ」(ザ・プライバシーズ)と呼ばれる3つの個室型シネマが用意されている。利用者は時間単位で部屋を借り、手持ちのDVDソフトなどを持ち込んで、映画館のような環境(映画館だけど……)で楽しめるという。料金は2時間で映画一本分程度と手頃だ。
「たとえば、小さなお子さんがいて、映画館になかなか来られないご家族、あるいは旧作映画を大画面で見たいオールドシネマファン、アクション映画を迫力の大画面と大音響で楽しみたい映画ファンなどに利用していただきたいですね」(XYZ CINEMASの担当者)。
たしかに、ホームシアターが流行しているとはいえ、ご近所の手前なかなか大きな音を出せるものではないし、防音設備まで整えるとなると敷居が高い。一方で、映画館に行っても良い席に座れるとは限らず、また周囲に気を遣って、あまり楽しめないこともあるだろう。まして小さな子どもがいたら、映画館に行くことさえ、ままならない。
これが個室になると、子どもが泣こうが、ポテチをバリバリ食べようが、誰にも迷惑はかけない。ホームシアターは予算的に無理だという人も、お気に入りのDVDソフトを持っていくだけで「映画館を貸し切り」にできるわけだ。
ホームシアターではなく、映画館とも違う。そんな“第3のシアター”を、家族で楽しむのもいいかもしれない。
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