3位 デザイン家電ができるまで――三洋「CAPUJO」の場合
5位 さらに磨きをかけた普及機の“定番”――エプソン「EMP-TW20」
6位 日立、世界最高輝度PDPなど新プラズマ/液晶「Wooo」
7位 カーナビが車のインテリアに溶け込む?――「Windows Automotive 5.0」発表
8位 32V型ハイビジョン液晶テレビが10万円――イオンが1万台限定で
9位 兄貴譲りの高機能、けど超ミニサイズ――iRiver「H10Jr.」
突如として登場した感のある「アイチューンズ株式会社」。アップルコンピュータにしても「詳細は分からない」という謎(?)の会社だが、代表取締役として挙げられている「エドュアルド・クー」なる人物の名前から、少しだけその姿が透けて見える。
エドュアルド・クー氏のスペルは「Eddie(Eddy) Cue」。米Apple Computerのアプリケーション担当バイスプレジデントだ。アプリケーション担当といっても、iLifeやiTunesといったソフトウェアではなく、もっと広義のアプリケーション――同氏の場合には音楽配信ビジネスに関する分野――を担当して精力的な活動を続けているようだ。
2004年10月に米iTMSの販売楽曲が1億5000万曲を突破した際に出されたプレスリリースの中で、Cue氏は「(ダウンロード曲数が1億5000万曲を越えたことは)オンライン音楽ビジネスにおける新たなマイルストーンだ」と述べており、米Microsoftが「MSN Music」を開始したときには、「最も大きな問題は、(MSN Musicから)ダウンロードした楽曲をiPodで再生できないことだ」と挑発的なコメントを残している。
米Apple ComputerのバイスプレジデントであるCue氏が代表取締役に就任したということは、アイチューンズが銀座などのアップルストアと同様、米国直轄の組織であることを意味する。つまり、アイチューンズと日本法人のアップルコンピュータは、「Apple」という1つのグループに属するだけで、直接の関係を持たないのだ。アップルコンピュータが「詳細を知らない」というのもうなずける。
日本で展開するアップルストアは、このように米Appleの手で運営されているが十分な成功を収めている。アップルコンピュータとアップルストアが共同でイベントを行うということも珍しくなく、ユーザからは「日本のアップルストア」として認識されている。新たに米Appleの主導で業務を開始するアイチューンズは、アップルストアと同様に「日本のiTMS」として成功を収めることができるだろうか?
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