飛ぶ昆虫シリーズ最後はトンボ。
トンボも人がトンボを見つけるのが先か、トンボが人を見つけるのが先か。動くものに反応するので、いったん逃げてもじっと待ってたらまた戻ってきたりする。この辺はのんびりと。
遠くばかり見てて、実はすぐそこに止まってたのを飛び立ったときに知った、というのはちょっと悔しい。
トンボのように細い虫はピントに注意。細い枝の先っぽに止まってるときは背景が単純なので合わせやすいが、そうじゃないときはなかなか合ってくれない。
裏側から羽根だけ出してるトンボを狙ってみた、がやはりピントをうまく合わせるのに苦労する。ちょっと風が吹いたら違うものに合っちゃったりするのだ。
トンボじゃなくてバッタだけど、こういう構図だと、コンパクトデジカメではなかなか難しい。
メインの被写体が細くてなかなか捉えられないのだ。
そういうときはマニュアルフォーカスで慎重に、撮っては拡大再生してピントをチェックしつつという感じだ。
マニュアルフォーカス機能がないときは、同じくらいの距離でピントがちゃんと合いそうな被写体でフォーカスロックしてから撮るのも手だ。
警戒心があまりなく、人の近くに止まってくれたトンボがいたら、即座に撮ろう。
望遠にしてマクロモードにして近寄る。
10倍ズームデジカメをマクロモードにしてシオカラトンボを撮影したのだが、望遠側の撮影最短距離は機種によって違うので、近すぎるとピントが合わなかったりする。望遠時はどこまで近寄れるか、を把握しておくといい。
さらにデジタルズームを使ってもうちょっと寄ってみた。
少しブレたがクビをかしげてこちらをじっと見ているような顔が面白かったので採用である。トンボの顔はこうしてみるとなかなか不思議である。さすが複眼、という感じ。
トンボは水辺など水っけの多い場所によくいる。
そんなわけで最後は池を背景に赤とんぼを。
やはりトンボはコンクリートの柵の上にいるより、こんな風に自然を感じさせる場所の方がいい。まあこれは虫全体にいえることで、あまり近寄れなくても、その虫のいた場所が分かるような雰囲気のある構図の方が味わいがあるというものだ。
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