アジア最大級、ITエレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN」が今年も幕張メッセにて開幕した。不況といわれ久しい経済状態が続くが、会場には新技術による状況打破を目指した各社製品が一堂に会し、注目を浴びている。
その筆頭が薄型テレビ。会場をみる限り「大画面低価格化」といったムーブメントは過去のものとなり、高画質化はもちろん、さらなる高機能化や高付加価値化にかじを切った製品が多く見られる。
東芝は高い処理能力を持つ「Cell Broadband Engine」を搭載した「Cell REGZA」、パナソニック、ソニー、シャープはいずれも一般家庭用途を意識した3D対応テレビを展示しており、“未来のテレビ”を来場者へアピールしている。なかでもソニーはブースに「Sony brings 3D Home in 2010」のキャッチコピーを掲げ、3D元年の到来が来年であることを強調している。
パナソニックとソニーは以前より家庭用3Dテレビに積極的な姿勢を見せていたが、それに追従してきたのがシャープ。“LED AQUOS”に採用された新液晶パネル「UV2A」とLEDバックライトを組み合わせたフルHD 3D液晶テレビを参考展示している。
テレビ関連ではそのほか、パナソニックが低消費電力化を進めたほか動画応答性も高めた次世代IPSαパネルを、日立製作所が部分輝度制御機能を備えたLEDバックライト搭載液晶などを参考展示している。
会場では家電メーカーのほか、NTTドコモやKDDI、UQコミュニケーションズといった通信キャリア、各半導体デバイスメーカーなども多くブースを構える。また、参加各社幹部などの講演も数多く行われる。CEATEC JAPAN 2009の会期は10月6日から10日まで。開催時間は午前10時から午後5時まで。
CEATEC JAPAN 2009についての話題は「特集:CEATEC JAPAN 2009」にてお届けする。
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