各社のBlu-ray Discレコーダーが出そろい、そろそろ年末商戦の話も耳に入るようになった。今年はエコポイント効果で薄型テレビが好調だが、レコーダーも新調したいという人は多いはず。そこで今回は、早めに発表されたパナソニック「DMR-BW970」、ソニー「BDZ-EX200」、三菱電機「DVR-BZ130」を集め、購入動機につながりそうなポイントを選んで検証していきたい。DMR-BW970およびBDZ-EX200については、既に単体のレビュー記事を掲載しているので、そちらもあわせて参照してほしい。
三菱電機製品については、すでに上位モデル「DVR-BZ230/330」が登場しているが、今回はスケジュールの都合で「DVR-BZ130」を試用した。DVR-BZ220/330に関しては、超解像技術(DVR-BZ330)やアクトビラ対応などの付加機能を追加しているが、録画機能については基本的にDVR-BZ130を踏襲している。
サイズを含む基本スペックは下表の通り。
製品名 | BDZ-EX200 | DMR-BW970 | DVR-BZ130 | DVR-BZ330(参考) |
---|---|---|---|---|
HDD容量 | 2Tバイト | 2Tバイト | 320Gバイト | 1Tバイト |
2番組同時録画 | ○ | ○ | ○ | ○ |
入力端子 | S映像+コンポジット×3、i.Link(HDV/DV)、USB×1 | S映像+コンポジット×2、i.Link(DV、TS)×2 | コンポジット×1、USB×1 | S映像+コンポジット×1、i.Link(TS)×1、USB×1 |
出力端子 | HDMI×2(音声、映像の独立出力可能)、D4×1、S映像+コンポジット×1、光デジタル音声 | HDMI×1、D4×1、S映像+コンポジット×1、光デジタル音声、同軸デジタル音声 | HDMI×1、D4×1、コンポジット、光デジタル音声 | HDMI×1、D4×1、S映像+コンポジット×1、光デジタル音声 |
アクトビラ | ○ | ○ | ー | ○ |
DLNAサーバ | ○ | ○ | ー | ー |
本体サイズ (幅×高さ×奥行き) |
430×95×334ミリ | 430×68×239ミリ | 430×58×314ミリ | 430×58×314ミリ |
重量 | 約7.9キログラム | 約4.2キログラム | 約4.4キログラム | 約4.5キログラム |
まず、せっかく3機種を集めたのでサイズを比較してみよう。横幅は一般的な430ミリに統一されているが、上下に並べてみると違いは一目瞭然(りょうぜん)。大きくがっしりとしたソニー、奥行きが短くコンパクトなパナソニック、オーソドックスな三菱電機と三者三様のスタイルで、寸法も大きく異なる。
ソニーのBDZ-EX200は、「BDZ-EX100」とほぼ同じ筐体(きょうたい)を採用しており、厚さ4ミリのアルミニウム天板、センターレイアウトのBDドライブなど高級AV機器然としたデザインが魅力だ。重厚なAVラックがよく似合う。
一方のパナソニックは、短い奥行きを生かせるオープンラックが似合いそう。重厚さに欠ける点には異論もあるだろうが、ハイエンドの機能を持ちながらも省スペースでインテリア性重視のAVシステムを構築できるのはありがたい。三菱電機はオーソドックスな薄型ボディー。目立った特徴もないが、それだけにラックの中ではほかの機器となじみそうだ。
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