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カスタムイヤフォンからiPhone 4専用DACまで、注目展示を一挙紹介春のヘッドフォン祭り2011(2/2 ページ)

» 2011年05月07日 23時14分 公開
[吉川慧(ぜせ),ITmedia]
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HT-ST800のアウトドアバージョン「HT-ST700」

 各ブースには、参考展示のみでスペックや仕様が伏せられていたモデルもいくつか並んでいた。TDK Life on Record(イメーション)の密閉型のポータブルヘッドフォン「HT-ST700」もその1つで、詳細なスペックや発売日等はまだ決まっていないが、今年2月末に発売された「HT-ST800」のアウトドア用のモデルとのことだった。

「HT-ST700」。参考展示とのことで、詳細なスペックや発売日などは伏せられていた

 同製品は、室内用としてEQコントローラーを搭載したHT-ST800から、同コントローラーを含む一部機能を制限、削除をしてアウトドア用にしたもので、携帯性などをより考慮した仕様になる予定という。同社スタッフは「これから暖かくなるにつれて、外出先での利用やアウトドア用としてポータブルヘッドフォンの需要が高まってくると思われます。今はまだ参考展示ですが、テレビやオーディオといった家庭用の利用で好評だったHT-ST800がもととなったモデルとのことで、興味を持たれているユーザーさんが大勢いるようです」とコメント。

 ヘッドフォンやイヤフォンだけではなく、その周辺機器となるアンプや、DACなども注目を集めていた。特にiPhoneなどをはじめ、ポータブルオーディオに接続するのコンパクトなモデルが注目を集めていた。

バッテリー内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ

 ヘッドフォンアンプも多数出展されていた。Audinstの新製品「AMP-HP」は、バッテリー内蔵のポータブルタイプ。6月15日に発売予定で、店頭での価格は1万9800円となる見込みだ(日本総代理店はWisetech)。

「AMP-HP」。入出力は3.5ミリステレオミニジャックに対応。全ての端子に正常接続された状態でのみ電源が入る仕様だ

 AMP-HPは、ニッケル水素充電池を内蔵しており、約2時間の充電で約10時間の連続使用が可能だ。新日本無線製の“High Quallity Sound Bipolar-input Dual OP AMP”「MUSES8820」と独自設計によるHi-Fi志向で、16〜300オームの高インピーダンスヘッドフォンでも十分な音量を得られる仕様になっている。

 入出力として3.5ミリステレオミニジャックを備え、最大出力は300ミリワット×2。重量は約134グラム(充電池含む)。ステレオミニケーブル(White/3.5ミリ/20センチ)、iPod オーディオケーブル(White/20センチ)のほか、充電用電源アダプターおよび携帯用ポーチが付属する。

光デジタル音声出力を備えたiPhone 4専用DAC

 ベンチャークラフトからは、参考展示としてバッテリー一体型のiPhone 4専用DAC「GD-04」が出展されていた。発売日は今月末から6月中を予定しており、価格は3万5000円前後となる見込みだ。

「GD-04」はiPhone4と一体化。装着した状態でもカメラの撮影もできる仕様だ

光デジタル音声出力を備えているので、手持ちのアンプと接続して利用することも可能

 アルミ筐体にバーブラウン製のオペアンプを搭載。HI/LOのヘッドフォン出力の切り替えに対応する。光デジタル音声出力(48/96kHz:S/PDIF)を備えているため、アンプと接続して利用も可能だ。搭載するバッテリーは1700mAhと大容量。周波数特性は20〜20KHzで、適応インピーダンスは16オーム。

 サイズは62.8(幅)×127.75(高さ)×25.7(奥行き)ミリ(突起部分除く)で、重量は139グラムとなっている。

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