実際にプレイするには、まずアプリをインストールする必要がある。App Storeから無料でダウンロード可能だが、容量が大きいのでWi-Fi経由でダウンロードするのがおすすめだ。ゲームアプリはアプベースボールにセットしなくてもプレイできるが、その場合は2人での対戦は不可でコンピューターとの対戦のみとなる。また、チーム選択やイニング選択もできないが、どんなゲームなのかを確認するには十分なので、アプベースボールを購入する前に試しに遊んで見るといいだろう。
インストールが終わったら対応ホルダーにセットして、ホルダーをアプベースボール本体にセットすれば準備は完了だ。カチッと奥までしっかりとはめ込めば、本体を立ててもiPhone/iPod touchが落ちてくる心配はない。
セットした状態でアプリを立ち上げると、最初にシングルプレイ/対戦プレイ、チーム選択、イニング選択の設定画面が現れる。チームは3つから選択可能で、イニング選択は3回・6回・9回から選択できる。設定が終わったらいよいよプレイボールだ。
攻撃時は、バットを引けばピッチャーが自動的に投球動作に入る。ボールが来たときにタイミングを計ってバットを離せばヒットとなるのだが、これが意外と難しい。カーブではタイミングが微妙だし、ストレートだとかなり速く、ボールを捉えられない。ゲームを重ねていくにつれて次第に打てるようにはなったが、それでも百発百中というわけではなく、けっこう手強い。
守備時には、スライドスイッチで球種を選び、投球ボタンを押せばピッチャーがボールを投げる。球種はカーブとシュートが2段階ずつに、ストレートを合わせて計5種類が用意されている。直球とカーブ・シュートをうまく組み合わせないとすぐに打ち込まれてしまうので、配球をうまく考える必要がある。
なお、攻撃時・守備時ともに、たまに「魔球」が出現するときがある。攻撃時に魔球を投げられると打つのはかなり難しい。反対に守備時に「魔球」が投げられれば、打たれる確率が大幅に下がるのでラッキーだ。魔球の出現はランダムで、いつ現れるのかまったく予想が付かないが、この魔球の存在によってゲームが単調にならないよう工夫されている。
ゲームバランスは少々難しめだが、だからこそ大量点を取ったり取られたりすることもなく、本物の野球のように緊迫したゲーム展開を味わえるだろう。ユーモラスな登場キャラクターのデザインも秀逸で、子どもから大人まで親しみやすい。本体もコンパクトなので、旅行などに持って行くのもおすすめだ。
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