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Bluetoothも搭載、色と音を磨いた三菱「REAL LASERVUE」新製品まさにオールインワン(2/2 ページ)

» 2013年04月16日 19時15分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 録画機能は、基本的に従来機を踏襲した。3つのチューナーを搭載し、2番組を同時録画しながら裏番組を視聴できる。内蔵のHDDは1Tバイトで、12倍の長時間録画もサポート。「2チューナーのBDレコーダーがテレビにそのまま入っていると理解していい」(同社)。

 また、USB外付けHDDの増設にも対応(8台まで登録可能)。内蔵HDDの残り容量が一定量を切ると、古い番組から自動で外付けHDDに移動する仕組みも備えている。スカパー!プレミアムのネットワーク録画機能「スカパー!プレミアムサービスLink」やフレームシーケンシャル表示方式のBlu-ray 3D再生、2D→3D変換機能にも対応した。

BDドライブを前面に配置(左)。リモコンはシートボタンを採用し、汚れてもすぐに拭き取れるのが特長(右)

 このほか、DLNAサーバ機能をはじめ、「アクトビラ」「GIGA.TV」などネットワーク機能もサポート。iPhoneやiPadに専用アプリ「REAL Remote」をインストールすれば、同一ネットワーク内にあるテレビの音量調節やチャンネル変更といった基本的な操作が行える。もちろん、リモコンのボタン操作でテレビが左右に首をふる「オートターン」機能も健在だ。

 HDMI入力は2系統。ほかにコンポジットビデオ入力2系統、光デジタル音声出力、i.LINK(TS入力)、SDカードスロットなどを用意した。本体サイズは、50V型が1132(幅)×811(高さ)×363(奥行き)ミリ、39V型は889(幅)×674(高さ)×363(奥行き)ミリ。重量は50V型が27.8キログラム、39V型は22.1キログラムとなっている。

ラインアップを絞り込み、4Kは検討中

 発表会であいさつに立った同社リビングデジタルメディア事業本部・家電事業部長の菊池康男氏は、テレビを含む居住用家電のキーコンセプトとして、「SMART QUALITY」を掲げた。「われわれはオートターンや前面のBlu-ray Discドライブ、シートボタンを採用したリモコンといったユニバーサルデザインにより、“白物家電のような使いやすさ”を目ざす」。

 一方、ミドルレンジモデルにあたる白色バックライトモデル「MDR3シリーズ」を今回の「LSR4シリーズ」に統合するなど、ラインアップの絞り込みも進める。同氏は、「量ではなく、オンリーワンの価値を高めていく。テレビ市場で録画テレビで4%、この中で一番手を狙いたい」として、今後もBD/HDD一体型録画テレビを主軸に展開することを明らかにした。

 なお、話題の4K対応モデルについては、「三菱電機は業務用ディスプレイでは2年半前から4Kをやっており、民生用の技術開発も進めている。市場やコンテンツの動向を見ながら市場導入を検討していく」(京都製作所の石井良典副所長)と慎重な構え。投入時期などには触れていない。

白色バックライトモデル「MDR3シリーズ」を今回の「LSR4シリーズ」に統合(左)。京都製作所の石井良典副所長(右)

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