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美しすぎるデザインが魅力の音楽再生アプリ「LUX3D Music Player」片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」

» 2013年08月09日 13時48分 公開
[片岡義明,ITmedia]

 最近はオーディオプレーヤーを使わずスマートフォンで音楽を聴いている人も多いと思うが、そこでこだわりたいのが音楽再生アプリだ。せっかくiPhoneやAndroidには数多くの音楽再生アプリがリリースされているのだから、OS標準の再生アプリだけしか使わないのではもったいない。自分好みの操作性やデザイン、機能を備えたアプリを使えば、音楽を聴くのがもっと快適になるはずだ。

 今回紹介する「LUX3D Music Player」もそのような音楽再生アプリの1つ。このアプリの特長は、なんといっても操作性とデザインの良さだ。

左から「Album Covers」「Album Lists」「All Songs」

 アプリを起動すると、iPhoneに保存されている楽曲が並び、縦のフリックで軽快に動かせる。楽曲やアルバムのリストが並んでいるときは、メインメニューはじゃまにならないよう画面横に小さく収納されているが、必要なときには横のフリックでいつでもスッと引っ張り出せる。設定を切り替えることにより右・左どちら側にも配置できるので、メニュー切り替えも曲・アルバムの選択も、どちらも片手の親指だけで簡単に操作できる。リスト表示やメニューの切り替えは動きが実にスムーズで、操作していてとても気持ちいい。

 メニューは「Album Covers」「Album Lists」「Play Lists」「All Songs」「Artists」「Music Search」「Settings」の7つから選択可能。「Album Covers」ではアルバムアートが大きく表示される。この中からアルバムを選ぶと、そのアルバムの曲リストのほか、詳細情報へのボタンも表示される。詳細情報ではアーティストの写真や情報、関連曲、関連アーティストなどを調べられる。このほか、「Play Lists」「All Songs」「Artists」を選ぶと楽曲のリストが縦に並んで表示される。

設定画面(左)。左側にメニューを配置(中)。操作パネル(右)

 アルバムの曲リストや「Play Lists」「All Songs」「Artists」などの曲リストから聴きたい曲を選ぶと楽曲が再生スタート。楽曲再生の操作パネルは下部に配置してあり、小さく収納されているのをフリックで引っ張り上げる必要があるのだが、無料版ではそのすぐ下に広告バナーがあるので、誤って広告をタップしやすい。ただし有料版(350円)をアドオン購入すれば広告バナーは消えてストレスは無くなる。操作パネルには「Lyrics(歌詞)」のボタンもあり、これをタップすると歌詞も表示されて、カラオケのように曲のタイミングに合わせて文字が切り替わる。

「Music Search」では、「トップソングランキング」「トップアルバムランキング」という2つのランキングに加えて、「ニューリリースアルバム」「iTunes Store検索」「YouTube検索」の3つを利用できる。気になる楽曲を見つけたら「Play & Buy」ボタンをタップすればiTunes Storeの購入画面にアクセスできる。

無料版は広告バナーが表示される(左)。「Music Search」の画面(中)。トップソングランキング(右)

 不満な点を挙げるとすれば、前述した無料版の操作パネルの配置くらいで、有料版を購入すると実に快適になる。価格は安くはないが、操作性の良さやデザインはかなり秀逸なので、気に入ったら購入してみてはいかがだろうか。今後は今のデザインをベースに色を変える機能などが追加されるともっと魅力的なアプリになると思うので、今後の進化にも期待したい。


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