ITmedia NEWS >

「映像、サウンド、デザインを新しく」――三菱初の4Kテレビ“REAL”「LS1シリーズ」が登場BT.2020を80%カバー(2/2 ページ)

» 2014年08月25日 14時35分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 3つめの“デザイン”は、シンプルさと斬新さの両立を図った。両サイドのスピーカーは、テレビ本体を支えるスタンドの役目を兼ね、その下にクロームメッキで上質感を演出したスタンドが付く。「狭額縁の画面が中央に“浮く”デザイン」(同社)だ。コンセプトは、昨年のCEATEC JAPANなどで公開したプロトタイプに近い。なお、壁掛け時には、スピーカーもそのまま壁掛けにできる。

左右のスピーカーが画面を支える構造(写真は58V型)。スピーカーの下にスタンドがある(右)

スピーカーの上部(左)と下部背面(右)。スピーカーはスタンド部を外して壁掛けが可能だ

録画機能や「REAL ウェルネス」対応も

 LS1シリーズには、地上デジタル/BS/CS110度の3波対応チューナーを3基搭載し、2TバイトHDDを内蔵。視聴しながら2つの裏番組を録画できるほか、MPEG-4 AVCによる最大12倍の長時間録画も可能だ。USB外付けHDDもサポートしているが、直接録画は不可。録画番組をホームネットワーク内の対応端末で視聴できるDLNAサーバ機能、外部チューナーと連携してスカパー!プレミアムサービスをネットワーク経由で内蔵HDDに録画する「スカパー!プレミアムサービスLink」にも対応した。

 このほかネットワーク機能としては、ハイブリッドキャストや「アクトビラ」「TSUTAYA TV」といったネット動画配信サービス、iPhone向けアプリ「REAL Remote 予約」「REAL Remote 音声操作」などをサポート。同社が昨年から進めているBluetoothを介した健康機器連携機能「REAL ウェルネス」にも対応。従来の体組成計に加えて活動量計と連携するようになった。対応機器は、タニタの“カロリズム”「AM-160」で、9月1日に発売予定となっている。

HDMI入力は4系統で、このうち2系統が4K入力をサポート。側面にはSDカードスロットも装備する

 HDMI入力は4系統で、このうち2系統が4K/60p入力とHDCP 2.2をサポート。もちろん、NexTV-Fの4K試験放送に対応した他社製チューナーも接続できる。また側面のSDカードスロットでは、より身近な4Kコンテンツとして、デジタルカメラで撮影した写真再生が可能だ。写真専用の画質モードとして、写真を色鮮やかに楽しめる「フォトビビッドモード」と、自然な色合いを再現する「フォトナチュラルモード」も備えた。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。

型番 LCD-65LS1 LCD-58LS1
画面サイズ 65V型 58V型
画素数 3840×2160ピクセル(4K)
HDMI入力 4系統(うち2系統が4K対応)
そのほか入出力端子 ビデオ入力2系統、音声出力1系統、USB端子1系統、SDカードスロット、LAN端子2系統
外形寸法 1697(幅)×930(高さ)×402(奥行き)ミリ 1539(幅)×781(高さ)×402(奥行き)ミリ
重量 49.4キログラム 43.1キログラム
実売想定価格 70万円前後 50万円前後
発売日 10月30日
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.