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オンキヨー、DSD128の再生に対応したネットワークCDレシーバー「CR-N765」手軽にハイレゾサウンドを楽しみたい方に

» 2014年09月24日 18時30分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは2014年9月24日、小型ネットワークCDレシーバーの新製品「CR-N765」を発表した。10月上旬に発売予定。価格は6万6000円。本体色はシルバーとブラックの2種類。

オンキヨーの「CR-N765」。左がシルバーで右がブラック

 CD再生、ラジオ再生といった一般的な機能に加えて、本体のEthernet端子をホームネットワークに接続し、ネットワーク上の機器に保存してある音声ファイルを再生する機能や、USBで携帯音楽プレイヤーを接続し、プレイヤーに保存してあるファイルを再生する機能を持つ。ホームネットワーク上のファイルにアクセスする機能はDLNA 1.5に準拠するものになる。

 今回の新製品では高音質のハイレゾ音源の再生が可能になったことが特徴だ。前世代機の「CR-N755」もFLAC、WAV(192kHz/24ビット)などのハイレゾ音源の再生機能を持っていたが、新製品ではDSD128(5.6MHz)の直接再生に新たに対応した。DACには、旭化成エレクトロニクス(AKM)のフラグシップである「VERITA」シリーズの「AK4490」を採用している。

 アンプには、音質を阻害するネガティブ・フィードバックを抑えて、電圧を安定させる同社独自の「3段インバーテッドダーリントン回路」を搭載している。さらに、音楽再生時に発生するさまざまなノイズを低減する機能を持つDIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)技術を採用したヘッドフォンアンプも搭載している。

 ほかには、radiko.jpやTuneInのインターネットラジオを再生する機能や、スマートフォンのアプリである「Onkyo Remote」を使って、iPhoneやAndroid端末をリモコン代わりにする機能も搭載している。

 定格出力は22ワット+22ワット(4オーム、1kHz、全高調波歪率0.4%以下、2ch駆動時)で、実用最大出力は30ワット+30ワット(4オーム、1kHz、2ch駆動時)。周波数特性は10Hz〜100kHz(±3デシベル)。

 USB端子を2つ(前面と背面に1つずつ)と、Ethernet端子を1つのほか、デジタル音声入力端子を2つ、アナログ音声入力端子を3つ備える。出力端子はアナログ端子が1つのほか、サブウーファー出力が1つだ。外形寸法は215(幅)×119(高さ)×331(奥行き)ミリ。本体重量は5キロ。リモコンが付属する。

スピーカーシステムも新発売

 さらにオンキヨーは、2012年9月に発売したスピーカーシステム「D-112EXT」の側板をブラックとした製品も発表した。CR-N765と組み合わせて使うのにちょうどいい製品だ。10月上旬発売予定で、価格は4万6000円。

オンキヨーのスピーカーシステム「D-112EXT」。側板をブラックにしてある

 定格インピーダンスは6オームで最大入力は80ワット。周波数特性は60Hz〜100kHz。キャビネット内の容積は5.1リットル。外形寸法(1台)は162(幅)×267(高さ)×271(奥行き)ミリ。1台当たりの重量は4.8キロ。

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