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最新のロボット掃除機は何が違う? 「ルンバ800シリーズ」の基礎知識いちから分かる最新家電(2/2 ページ)

» 2015年06月29日 13時21分 公開
[ITmedia]
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ルンバ起動

届いた「ルンバ885」

で、結局ボーナスが出た途端、「ルンバ885」を買ったと。やっぱり人の話を聞いてなかったな。



まあまあ、女性には機能や値段より“色”が重要な場面もけっこうあるんですよ。さて、さっそく動かしてみましょ。真ん中のボタンを押せばいいんですよね。




ポチっとな。



あああ、先に押すなんてひどい。しかもセリフからそこはかとない昭和臭が……。



ほーほっほ。このルンバはもう私の言うことしかきかないわよ。



そんな無駄な機能はありません。



でも、ちゃんと動いてる。すごい、わが家に未来がキター!




10センチ以上のすき間があれば入っていく

初めて動かしたときとか、充電しに戻るとことを見たときとか、「おお、ロボットだ」って実感するよね。



でも、なんか適当に動いている感じじゃないですか? あっちいったり、こっちに来たり。一度壁にぶつかるとあきらめちゃうし。



まあ、そう見えるかもね。でもルンバの場合はそれでいい。掃除をしながら部屋の形や広さ、家具の配置なんかを理解して、最終的にはくまなく掃除するアルゴリズムになってるんだ。1カ所あたりで見ると、掃除終了までに平均4回通るらしいよ。しかもさまざまな方向から掃除するから取り残しが少ない。正直、いい加減な人が掃除するより、ずっときれいになる。



なぜこっちを見る?



いえ、別に。で、掃除が終わると自分でホームベースに戻って充電する。タイマーセットしておくと、毎日自動的に掃除してくれるから、仕事している時間に設定しておくといいよ。



へー、あたまいい。でも……壁やものにぶつかりすぎじゃないですか?



よく見て。ぶつかる前に速度を落として、ぶつかるというよりバンパーを押し当ててる感じだろう? 実はセンサーで障害物があることは検知していて、傷が付かない程度の力で触れて確認しているんだ。バンパーの方も非接触スイッチになっているから壊れにくい。



確かに。でも、よく考えたら昨日、家電店で見たロボット掃除機は横のブラシが2本ありましたし、もっと長いのもありましたよ。ルンバは1本なんですね。



ブラシを増やすのも良しあしなんだ。サイドブラシは単純に回転しているだけだから、吸引口へ向かうときを除けば、ゴミを散らしてしまうことにもなる。2本にしたり、ブラシを長くしたりするとゴミを集める範囲は広がるけど、ゴミを散らす範囲も増えてしまう。それに長くすると耐久性も落ちるだろうね。



なるほど。まあ、とにかく私はこれで掃除から解放されたわけです!



分かっているとは思うけど、ルンバが入れない場所は結構あるし、机や棚の上なんかは当然、掃除してくれないわよ。



ルンバの中から手がニュッと出てきて棚の上をゴシゴシと……。



そんな怖い機能はありません。まあ、ロボットアームは研究されているみたいだけど家庭用ロボットでは当分採算が合わないよね。だから今のところは床面の、ルンバが入れる場所限定。高さでいえば10センチ以下の場所は掃除できない。ルンバを買ったからといって今までの掃除機が全く必要なくなるかといえば、そうではない。



……。



捨てたか、掃除機。



だってホース破れてたし、大きくてジャマだったし。



まあ、キャニスター式は大きいからね。ロボット掃除機を買ったなら、ハンディータイプの掃除機を併用すると省スペースで便利だよ。



そうそう、最初からそうするつもりだったんです。さて、そろそろ時間もなくなってきました。次回は何をするんですか?



次回は耐衝撃実験よ。ゾウが踏んでも壊れない? 百人乗っても大丈夫? さあ、買ったばかりのルンバのあしたはどっちだ。



いやいや、元ネタ古すぎるし、完全に壊すつもりだし。次回はもっと使い方を詳しく教えてくれるんですよね。わー楽しみ(棒)。



……元ネタ、分かるんだ。



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