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東芝、中国の販売子会社2社を清算 現地大手家電メーカーに販売権を付与10月より提携

» 2015年09月24日 11時55分 公開
[ITmedia]

 東芝ライフスタイルは9月24日、中国・ASEAN地域での白物家電事業の販売戦略・体制を見直すと発表した。同社の販売子会社2社の清算手続きを進め、中国スカイワースに現地での白物家電の販売権を付与する。

photo 東芝ライフスタイルの白物家電(日本向け)

 スカイワースは現地の白物家電製造子会社2社(南海、深センの東芝家電製造)に各5%の比率で出資。東芝は「スカイワースの調達力、ローコストオペレーションのノウハウを活用することで、冷蔵庫・洗濯機・掃除機など日本向け製品の競争力を高める」としている。アフターサービスは、両社が継続して対応する。東芝は「スカイワースはテレビ事業で中国トップクラスのシェアを有する家電の製造・販売会社。中国全土に広がる強固な販売・サービスのネットワークを活用しながら販売拡大を図る」とコメント。

 ASEAN地域では、シンガポールの販売子会社に置いていたマーケティング統括機能と販売機能を、7月よりタイの製造子会社に移管。製造・販売・技術部門を統合することで効率化と固定費削減を図る。

photo 8月27日に発表したプラズマ空気清浄機能付きエアコン「DRシリーズ」(日本向け)

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