オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、フルバランス設計のポータブルオーディオプレーヤー2機種を発表した。オンキヨーブランドから「DP-X1A」、パイオニアブランドでは「XDP-300R」をラインアップ。いずれも10月上旬に発売する。実売想定価格は、DP-X1Aが7万9800円前後、XDP-300Rは6万9800円前後。
両機種ともAndroidプラットフォームを採用したハイレゾ対応プレーヤー。PCM(WAV/FLAC)は最大384kHz/24bit、DSDは11.2MHzまで、さらにMQAの再生にも対応する。ESSの「ES9018K2M」を2基搭載し、DACから出力端子までフルバランス回路設計を採用。ヘッドフォンアンプもESSの「9601K」を2基搭載した。イヤフォン端子は、通常の3.5mmステレオミニに加え、2.5mm径の4極バランス端子を用意した。
バランス駆動では、通常のBTLバランス駆動に加え、独自のActive Control GND駆動を搭載。2つのDAC出力のL-GND/R-GNDをCOLD側アンプを使って0Vに固定することで揺らぎを排除し、「クリアかつパワフル、定位感と奥行きのあるサウンドを実現した」(同社)という。
ディスプレイはゴリラガラスを採用した4.7インチ。プラットフォームはAndroidで、Google Playにも対応している。また通信機能といてWi-Fi、Bluetoothを搭載。e-onkyo muisicの専用ダウンローダー機能も備えている。
両モデルの主な違いは、メモリ容量、サウンドチューニング、ユーザーインタフェースのデザインなど。内蔵メモリは、DP-X1Aが64GB、XDP-300Rは32GBで、どちらもmicro SDカードスロットを2つ搭載している。
またDP-X1AのみDACのローカル電源にオーディオグレードの導電性高分子大容量コンデンサーを搭載している点も特徴だ。これは、日本ケミコン製「MELODIO」のカスタム品で、容量は従来の約3倍。これにより、音質の向上を図るとともに、例えばAndrorid側の消費電力が上がったときでも安定してDACに電力を供給できるという。
本体サイズは、DP-X1Aが75.9(幅)×128.9(高さ)×12.7(厚さ)mm、重量は205g。XDP-300Rは75.9(幅)×128.9(高さ)×13(厚さ)mmで、重量は200g。またXDP-300Rにのみブラックとシルバーのカラーバリエーションが用意されている。
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