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ハイレゾのクリアな音を真空管の柔らかさで――サウンドフォート「QS-9」

» 2016年09月28日 20時01分 公開
[ITmedia]
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 MJTSは、「Soundfort」(サウンドフォート)ブランドの真空管ハイブリッドアンプ「QS-9」を発売した。USB-DAC機能を搭載し、ハイレゾ音源を真空管の柔らかさで楽しめるというデスクトップサイズのアンプだ。希望小売価格は3万4900円(税別)。

真空管ハイブリッドアンプ「QS-9」
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 従来機「Q9」をベースにアナログ回路を見直し、操作パネルのデザインを改良するなど音質と使い勝手を中心にブラッシュアップした。一方でフォーマットや容量といった制約の多いMP3プレーヤー機能は省略。また従来機では6.3mm標準ジャックだったヘッドフォン出力は、より一般的な3.5mmステレオミニに変更している。

3.5mmステレオミニのヘッドフォン出力を装備

 プリ段には3極真空管「6C3」を左右独立に配置した真空管バッファー、出力段に12W+12WのパワーアンプICを搭載。USB-DAC部分には、TI(バーブラウン)の「PCM5102」を採用し、最大96kHz/32bit、DSD 2.8MHzの再生が可能だ。もちろんPC由来のジッターの影響を抑えるアシンクロナスモード(非同期転送モード)にも対応している。

2系統のアナログ入力とアナログライン出力も装備

 電源部に大きなトロイダルトランスを採用し、大型のスピーカーでも十分にドライブできる駆動力を実現。スピーカー出力はバナナプラグ対応のネジ式ターミナルを採用するなど、「クラスを超えた音質と真空管ならではのつややかで表現力豊かなサウンドを実現した」(同社)という。

7月の「ポタフェス2016 in 東京・秋葉原」で参考展示されていた

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