Cerevoは、ラスベガスで1月5日に開幕する世界最大級のエレクトロニクス関連展示会「CES 2017」で開発中の新製品「Taclim」(タクリム)を発表した。世界初の触感センサーを搭載したシューズとグローブのセットだ。
日本電産セイミツとの協業により、専用にカスタマイズした「タクタイル・デバイス」を合計8つ搭載。VR空間の映像や音声に合わせてシューズとグローブがユーザーに“触感”をフィードバックする。例えば、砂漠、草原、水辺といった地面を踏みしめたときの触感の違いや、キャラクターが装着している靴の種類による感覚をVR空間で再現できる。「ヘッドマウントディスプレイによる視覚と聴覚に“触覚”を加えることで、VRの世界をより深く体感できる」(同社)
さらにシューズ部、グローブ部ともに9軸センサーを内蔵。VRゲームの入力デバイスとしても利用できるという。内蔵バッテリーで約2時間の連続駆動が可能だ。
タクリムは秋頃に発売予定で、価格は10〜15万円程度になる見通し。CES 2017では、ゲームメーカーのジェムドロップが1月末にリリース予定のPlayStation VR向けソフト「ヘディング工場(英題:Headbutt Factory)を題材にしたデモ用VRゲームを用意。同タイトルはタクリム発売時に無償提供する計画だ。
なお、Cerevoはほかにも話しかけると点灯&変形するロボットライト 「Lumigent」(ルミジェント)、 アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」(製作: 攻殻機動隊製作委員会)に登場する多脚戦車「タチコマ」1/8モデル(1/8タチコマ)など開発中の製品を含む合計17製品を展示する予定だ。
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