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デロンギの最高峰、全自動コーヒーマシン「エレッタ」にできること

» 2017年02月16日 19時13分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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 デロンギ・ジャパンは、全自動コーヒーマシンのフラグシップモデルとなる「エレッタ」(ECAM45760B)を3月1日に発売する。豆挽きと抽出だけではなく、水の計量からコーヒー抽出後の内部洗浄に至る工程を“全自動”で行えるエスプレッソマシンだ。

「エレッタ」(ECAM45760B)。見るからに高機能そう

 エスプレッソは、深煎りのコーヒー豆を細かく挽いたコーヒーパウダーを用い、圧力をかけて抽出するのが基本。エレッタは、2L(リットル)の水と370gのコーヒー豆を入れておけるタンクを装備しているが、1度に淹れるコーヒーは1杯ずつ。抽出の直前に必要な量のコーヒー豆だけを低速回転のグラインダーで細かく挽く。低速回転のメリットは、均一に挽けることに加え、熱が少なく香りが逃げないことだという。さらに専用ボイラーで90度に熱した水を使い、内蔵ポンプで理想的とされる9気圧の圧力をかけ、コーヒーを抽出する。

 エスプレッソ抽出の濃いコーヒーにミルクを加えるとカフェラテ、スチームミルク(泡立てたミルク)を足せばカプチーノ、スチームミルクを少しだけ加えればカフェマキアートとなる。エレッタにはミルクを泡立てるスチーム機能が付いており、ミルクと泡の比率が2:3という“黄金比”をいつでも実現できるうえ、プリセットメニューとして、「カプチーノ」「カフェラテ」などミルクの量や泡の状態を変えた7種を用意。カスタマイズ性も高く、好みに合わせて“泡の大きさ”まで調節できるという。

 さらにドリップコーヒーが主流の日本市場に向けて開発した、「カフェ・ジャポーネ」機能を装備。エスプレッソ抽出とドリップを融合させ、コーヒー豆を蒸らしながら抽出する“深蒸しレギュラーコーヒー”を楽しめる。「エスプレッソのうまみとドリップのすっきりした後味を融合。芳醇な香りとうまみを凝縮した一杯」(同社)

操作部には日本語表示対応の液晶ディスプレイを装備。ワンタッチでメニューが選べるタッチセンサー式だ。また水やミルクのタンクにも前面からアクセスできるところもポイント。いちいち裏側に回る必要がない

 さらにエレッタの場合、コーヒーを淹れた後の洗浄まで自動的に行う。ミルク簡易洗浄機能もあるため、ユーザーがやることは基本的にカス受けに溜まったコーヒーカスを捨てることだけだという。

 デロンギは2016年にもハイエンドのエスプレッソコーヒーメーカー「プリマドンナXS」をリリースしているが、エレッタは豆や水といったサプライのタンク容量が拡大したほか、すべて前面からアクセスできるなど操作性を向上させている。その代わり、横幅が260mmとプリマドンナXS(195mm)より大柄だ。こうした違いで住み分けることで、エレッタとプリマドンナXSは同社エスプレッソメーカーの“双璧”になるという。

「プリマドンナXS」(左)と「エレッタ」(右)。エレッタのほうが少し大柄だ
エレッタとプリマドンナXSの違い

 エレッタの外形寸法は、260(幅)×460(奥行き)×360(高さ)mm、重量は約11.5kg。価格は24万円(税別)。なお、デロンギでは3月1日から「デロンギ表参道」で全自動コーヒーマシンを購入した人を対象に「デロンギコーヒー講座」参加無料クーポンをプレゼントする。製品の使いこなしポイントが学べる講座のほか、「ラテアートコース」などもあるので、興味のある方はどうぞ。

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