オンキヨー&パイオニア マーケティングジャパンは9月12日、密閉型イヤフォン「E5」(SE-E5T)、およびワイヤレスイヤフォン「E7 wireless」(SE-E7BT)を発表した。IPX4(防沫型)に準拠し、装着性を高めたスポーツ向けのイヤフォンだ。
また同社は、世界30カ国で700カ所以上のフィットネスジムを運営するゴールドジムとのコラボレーションを発表している。ゴールドジムの原宿 東京店で行われた新製品発表会に登壇したオンキヨー&パイオニア イノベーションズの宮城謙二社長は、「われわれのようなアマチュアのメタボ対策からプロのアスリートまで、やはり音楽は欠かせない。今日は見せられないが、コラボ商品も企画中だ」と話している。
SE-E7BTは、左右のハウジングをケーブルでつないだネックバンドタイプのBluetoothイヤフォンだ。耳に掛けるハンガーによって装着時の安定性を確保しているうえ、イヤーフックとイヤフォンの接合部にはボールジョイントを組み込み、使う人の耳穴の角度や耳の形状に合わせて柔軟にノズル角度を変えられるようになっている。
ドライバーは9mm径のダイナミック型。内蔵バッテリーで最長7.5時間のワイヤレス再生が可能だ。BluetoothのコーデックはaptXやAACをサポートしており、幅広いスマートフォンやポータブルプレーヤーと広帯域のワイヤレス接続を実現した。
もう1つの特徴は、ネインが今秋リリース予定のAndroidアプリ「APlay」と連携すること。スマートフォンと連携し、天気やニュースなどのリアルタイム情報、あるいはメールやSNSなどに入ってきたメッセージのテキスト情報を読み上げる機能を実現するという。「ランニング中などスマートフォンが操作できない状況でも音声で情報が入手できる」(同社)
一方のSE-E5Tは、SE-E7BTの有線モデルという位置付け。ハンガーやボールジョイント、9mm径のダイナミック型ドライバーといった仕様は共通だ。再生周波数帯域については有線タイプのE5が5〜2万3000Hz、SE-E7BTは5〜2万2000Hzと差があるが、これはBluetooth伝送に起因する。
音作りについてパイオニアでは、「非常にすっきりとした中高音、そしてモリモリの低音」(同社)と話す。従来機にあたる「E721」では、水の浸入を防ぐために中高域の伸びがスポイルされてしまっていたが、今回はメッシュ素材などを活用することで防沫性を確保しながら中高音を改善できたという。
SE-E5TとSE-E7BTは、いずれもイエロー、グレー、レッドの3色をラインアップしており、10月上旬に発売する予定だ。価格はオープンプライス。店頭では有線モデルのSE-E5Tが3500円前後、ワイヤレスモデルのSE-E7BTは8500円前後になる見込みだ。なお、同時リリースのSE-CL5BTは4500円前後(いずれも税別)。これら3機種の購入者、先着1000人を対象にゴールドジムのタオルをプレゼントする。詳細は同社サイトよび店頭で告知する予定だ。
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