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MQA再生にバランス駆動、オンキヨーが小型ハイレゾプレーヤーの新製品「DP-S1A」を発売

» 2017年11月01日 21時20分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは11月1日、ハイレゾ対応オーディオプレーヤー“rubato”の新製品「DP-S1A」を発表した。ヘッドフォン/イヤフォンのバランス駆動に対応する小型DAP。12月中旬に発売予定で、価格はオープンプライス。店頭では5万6000円前後(税別)になる見込みだ。

「DP-S1A」

 通常の3.5mmステレオミニに加え、2.5mmバランス出力に対応したポータブルプレーヤー。DACチップは「ES9018C2M」、アンプは「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載し、コンポーネントオーディオの思想を受け継いだシンメトリーな回路をアルミニウムの塊から削り出したシャーシに収めた。バランス駆動は一般的なBTLに加えて独自のActive Control GND駆動方式もサポート。PCMは192kHz/32bit、DSDは5.6MHzまでのネイティブ再生に対応するほか、MQA音源の再生も可能だ。ストレージは16GBの内蔵メモリに加え、microSDカードスロットを2基装備。最大528GBまでの拡張に対応する。

 電源周りも強化。コンデンサーには大容量の導電性高分子チップコンデンサーを新たに採用したほか、バッテリーは従来の3倍の厚みを持つシールドで囲っている。

導電性高分子チップコンデンサー

 Wi-FiとBluetoothを内蔵。インターネットラジオや音楽ストリーミングサービス、ネットワーク経由のリモート操作までサポートした。スマートフォン用アプリ「Onkyo DapController」(iOS/Android)に対応しているため、カバンに入れたプレーヤーを手元のスマホから操作するといったことが可能だ。本体サイズは94(高さ)×63(幅)×15(奥行き)mm。重量は約135g。

 なお、同社は11月3日と4日に中野サンプラザで開催されるポータブルオーディオの専門イベント「ヘッドフォン祭2017」で新製品を展示する。

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