レビュー

写真で解説する「biblio」(外観編)

約3.5インチのタッチパネル液晶を備え、一見するとスマートフォンな音声端末の東芝製「biblio」。横スライド式のQWERTYキーボードは点灯パターンを変えることでダイヤルキーに変わり、縦方向・横方向で独自の使い勝手を提供する。


auの東芝製端末「biblio」。

 約3.5インチのタッチパネル液晶と横スライド式のQWERTYキーボードを備えた東芝製の「biblio」。auから販売されているHTC製スマートフォンの「E30HT」に似た形だが、プラットフォームは「KCP+」を採用するれっきとした(?)“ケータイ”だ。

 音声端末向けプラットフォームとQWERTYキーボードの組み合わせという点で、ソフトバンクモバイルの「インターネットマシン 922SH」やNTTドコモの「SH-04A」に似たコンセプトの端末といえるだろう。

 利用スタイルは3つあり、スライドを閉じた状態で縦に持つ「タッチパネルスタイル」、スライドを開いて縦に持つ「10キー+タッチパネルスタイル」、スライドを開いて横に持つ「QWERTYキースタイル」と呼ばれる。ディスプレイは、フルワイドVGA(480×854ピクセル)より100ピクセルほど広い480×960ピクセルという解像度を持つ“フルワイドVGA++”(プラスプラス)表示。タッチパネルスタイルにした場合、画面下の表示領域に「タッチパレット」と呼ばれるメニュー操作用のグラフィックインタフェースが現れる。

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 ハードウェア式のQWERTYキーボードは、バックライトの点灯パターンによってダイヤルキーにもなるのが特徴だ。内蔵モーションセンサーで方向を検知し、キーボードの種類を切り替えられるほか、スライドの開閉や横画面用アプリケーションの起動などでも切り替わる。

 カラーバリエーションはネイビーブラックとオフホワイトの2色。と、いっても色が違うのはキーボード側ボディの外装のみで、どちらもディスプレイ側から見るとつやのあるブラックに統一されている。背面パネルはシボ加工されたつや消し仕上げで、落ち着いた質感となっている。

「biblio」のネイビーブラックとオフホワイト。カラーは背面のみが違っているので、正面から見ると同じに見える(写真=左)。背面にはカメラとFeliCaポート、外部用スピーカー、卓上ホルダ用充電端子をレイアウト

ボディカラーによるキーボードの違いもない
スライドを開いて端末を縦にする「10キー+タッチパネルスタイル」(写真=左)と、スライドを開いて横にする「QWERTYキースタイル」(写真=右)。キーボードの点灯パターンが変わり、役割もダイヤルキーとQWERTYキーボードが切り替わる
端末の左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。左側面には電子ブックプレーヤーやカメラ、辞書などの起動を割り当てられる「カスタマイズキー」とクイックアクセスメニューを起動するキー、縦横表示切り替えボタン、クリアキー、電源ボタン、外部接続端子が並ぶ。右側面にはキーロックスイッチと外部メモリ(8GバイトまでのmicroSDHC)スロットがある
端末の先端部(写真=左)と底面(写真=右)。先端には赤外線ポートとワンセグ用アンテナ、底面にはストラップホール(の片方)と通話用マイクがある
ちなみにサイドキーの表示が逆さまなのは、横画面で上から見たときに正対させるため(写真=左)。バッテリー容量は930mAh。連続待受時間は約260時間、連続通話時間は約260分。なおワンセグの連続視聴時間は約3時間20分、音楽の連続再生時間は約32時間となっている(ともにイヤフォン使用、DBEXオフ時)
ワンセグアンテナを引き出したところ
無線LANを使ってデータ通信が行える「Wi-Fi WIN」に対応した(写真=左)。19冊の電子辞書を収録している(写真=右)

文庫カバー風の専用ケースをオプションで用意している。

「インターネットマシン 922SH」との比較

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