レビュー

写真で解説する「AQUOS PHONE Xx 106SH」(2/2 ページ)

ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 106SH」は、透過率が高く消費電力を抑えられる「S-CGSilicon液晶」を採用し、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応。ドコモの「AQUOS PHONE ZETA」とほぼ同等の機能を搭載したハイスペックモデルだ。

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ホームUIは「Feel UX」と「SHホーム」を用意

 メインカメラには約1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、約0.4秒の高速起動が可能。HDR撮影にも対応している。画像処理エンジン「ProPix」により、ノイズの少ない画像と高い色再現性を実現した。インカメラは約30万画素CMOS。赤外線通信、ワンセグ、おサイフケータイといったおなじみの機能に加え、IPX5/IPX7相当の防水、IP5X相当の防塵性能を備える。900MHzの「プラチナバンド」に対応するなど基本性能も充実しており、ハイスペックを求めるユーザーはもとより、フィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換えるユーザーにも安心できる内容になっている。また、シャープ独自のタッチ操作チューニング技術「ダイレクトトラッキング技術」により、タッチパネルも快適に操作できる。

 ホームUIにはドコモのSH-09Dでも採用されている「Feel UX」による「3ラインホーム」のほか、従来機種で搭載された「SHホーム」も設定できる。「フィーチャーフォンから乗り換えるユーザーには3ラインホームをお勧めするが、従来のシャープ製スマートフォンから機種変更するユーザーは慣れたUIも選べる」(説明員)。

 3ラインホームは「アプリ」「ウィジェット」「ショートカット」の3ジャンルに分類された画面を左右フリックで移動し、アプリやウィジェットを利用できるホームUI。アイコンやウィジェットがしっかり分類されているので、初めてスマートフォンを使うユーザーには分かりやすいとしている。それぞれの画面ではピンチアウトすると区切り線の「セパレーター」を設定でき、アイコンをグループ分けして分かりやすくできる。

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“感じるまま使える”UIを目指したシャープ独自のUI「Feel UX」を採用した「3ラインホーム」。「アプリ」(写真=左)、「ウィジェット」(写真=中)、「ショートカット」(写真=右)をの画面を左右フリックで切り替えて使いたい機能を選ぶ
ページ先頭部を下にフリックすると、ホーム設定のメニューが出現(写真=左)。「ホーム設定」でアプリアイコンのレイアウトやスクロール時の動きの設定ができる(写真=右)

ピンチアウトするとアイコンの列の間に区切り線(セバレーター)を引いて、アプリをグループ分けできる。ピンチインするとセパレーターを解除できる。ホーム設定のスクロール設定で「セパレーターで停止」を選ぶと、画面をスクロールした際にこの区切り線でスクロールが止まる
ロック画面でカギアイコンを上にスライドさせると、カメラ、電話、メールのショートカットが出現し、素早く起動できる(写真=左)。画面下段は左右にフリックすると天気や株価も確認できる(写真=中、右)

ロック画面の上段には写真やライブ壁紙を設定できる。左右フリックで複数の写真を閲覧できる

通知パネル。Wi-FiやGPSのオン/オフボタンを配置し、左右スクロールで別のボタンを表示する

 SHホームは一般的なAndroid端末と同様のホーム画面で、自分でショートカットやウィジェットを自由に配置できる。ホーム画面のランチャーアイコンをタップするとフィーチャーフォンのように4×3のメニュー画面が表示され、「メール」「カメラ」「ツール」などから、そのジャンルに分類されたアプリをスムースに探せる。

 省エネ技術の「エコ技」アプリでは、「技あり」や「お助け」モードでどれくらい節約できたかを確認できるようになった。グラフを加えるなどグラフィックも変更され、より分かりやすくなっている。

従来型の「SHホーム」。ロックを解除すると、ショートカットやウィジェットが混在する一般的なホーム画面が表示される(写真=左)。ドック内中央のランチャーアイコンをタップすると、ジャンル別のメニューが表示され、目的のアプリが探しやすい(写真=中)。アプリはメニューのジャンル別に分類され、左右フリックやタブのタップで移動できる(写真=右)

展示端末に数値は表示されていなかったが、技ありモードなどに設定すると、「今日は待受時間をおよそ◯時間◯分節約しました」という表示が出て、どれだけ省電力効果があったかが分かるようになっている

 Dolby Mobile搭載なので、迫力のサウンドを楽しめるほか、Bluetooth 3.0、Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n、緊急速報メール、DLNAなどをサポート。MHLにも対応するので、変換ケーブルや対応ケーブルを利用すると、外部接続端子からHDMI出力が可能だ。内蔵メモリはROMが32Gバイト、RAMが1Gバイト。テザリングは利用できない。

発表会の展示会場では、スマートファミリンクによる連携や(写真=左)、Dolby Mobileの効果を確認できるデモ(写真=右)が行われていた
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