リボルバーケータイ「A5502K」のソフトウェアを探る(2/3 ページ)

» 2004年02月25日 01時37分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

検索性が向上したアドレス帳

 アドレス帳は検索性が向上。一覧で例えば“2”キーを押すと読みが“か”の先頭、再度押すと“き”“く”の先頭が順次表示されるタイプになった。アドレス帳の登録が多いユーザーには重宝する機能だ。

 アドレス帳に登録した静止画や動画は、着信時だけでなくアドレス帳の一覧時にもサムネイル表示が可能になり、発着信履歴でもサムネイルが表示されるようになった。面白いのは画像検索で、登録された画像だけが12コマずつ表示される。画像登録するのは家族や親しい友人などだろうから、“最初から絞り込まれたアドレス一覧”としても利用できる。

 アドレス帳は登録した静止画、動画のサムネイルが一覧でも表示される。“画像検索”では画像だけというシンプルなアドレス帳の一覧が表示される

 ただアドレス帳の一覧が4段表示だけなのには不満が残る。[*]キーや[#]キーでページスクロールはできるものの、さすがに4段表示は1画面あたりの情報量としては少ない。「画像表示なしで8段表示」といった設定も欲しかったところだ。

QVGAが生かされたメール機能

 メールはフォントサイズが4段階に切り替えられるようになり、1画面あたりの表示文字数も最大19×17文字と格段に増えた。スケーラブルフォントを採用しているため、最も小さいフォントで表示させると画数の多い漢字などは少々つぶれ気味にはなるが、文字認識に影響を与えるほどではない。

 メール表示で利用できるフォントサイズは4段階。スケーラブルフォントを採用しているためか、最大サイズではジャギーが、最小サイズではツブれが出ている
 フォルダは標準でメールが保存されるフォルダに加え、自動振り分け可能なフォルダを10個利用できる。一覧は3行表示、1行表示から選べる

 フォルダへの自動振り分けは、条件が送信元アドレスのみ。ただ部分一致でも振り分けられるので、ドメイン名やドメイン名の一部でも振り分けが可能だ。“会社からのメールを特定フォルダに振り分ける”“SPAMフィルター代わりに特定の海外ドメインのメールを振り分ける”といった使い方ができるのは便利。ただしアドレス帳のグループで振り分けできないのが残念な点だ。またメールのフォントサイズ変更が機能設定からしか行えないのにも不満が残る。

 送信元アドレスの部分一致でも自動振り分けできる。受信時だけでなく、条件設定後に手動で自動振り分けさせることも

 また、アドレス帳を活用したメールと通話の連携機能の搭載もそろそろ考慮して欲しいところ。「発着信履歴からEメールを送信する」「Eメールでの届いた連絡に音声通話で返事をする」といった使い方はそれほど珍しくない。こうした機能を備える端末は増えつつあり、対応を望みたい。

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