世界初、携帯向けの「植林音ゲー」

» 2004年03月05日 18時59分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 携帯電話でゲームしながらリアルの世界に木を植えられるというEZアプリ対応ゲーム「音玉 おっしゃー!」が登場した。利用料金の一部が植林を行うNGOに寄付されるという、世界初の試みだ。

photo 俳優の窪塚洋介さんも「セクシーなゲームだよね、ワクワクしながら脳ミソが開いてゆく感じ。バッチリ、楽しいすね!」と推薦。キャラクターデザインは、イラストレーターの田名網敬一さん

 ゲームの操作は簡単。画面上に表示された、携帯と同じ配列のキーのうち、色が変わったものを押すだけだ。黄色は1回、青は2回、赤は3回押せばOK。時間内に押し終われば、画面下から上ってきたキャラクター「音玉のおっしゃー!君」が一列に並んで消え(これを「昇天」と呼ぶ)、得点が加算される。これをバックグラウンドの音楽が終わるまで(2-3分程度)繰り返す。

photo 一列に並んだ「おっしゃー!君」

 おっしゃー!君をうまく昇天させれば、バックの音楽の次のフレーズを構成する楽器が増える。はじめはギターだけだったのが、ピアノやドラムが加わる、といった具合だ。ボタンを押し間違えるなどミスをしてしまうと、次のフレーズでは音の構成要素が減り、ミスし続けると音がなくなってしまう。

 音楽が終わるとステージクリア。合計得点がサーバに送信され、全国のプレーヤーと競えるほか、点数に応じて成長する自分の「木」の画像を見ることができる。3月5日現在、楽しめる音楽は3種類。ひと月に2−3本のペースで音楽を追加する予定だ。

 利用料金は月額300円。5人が1カ月間利用すれば、1本分の植林費用(90円)が、国際的に植林活動を行っているNGOの財団法人オイスカ に寄付される。オープン当初は月額300円のコースだけだが、1カ月間1曲のみ利用可能な200円のコース(6人で1本植林)と、500円払えば無期限で利用できるコース(2人で1本植林)も選択できるようになる予定だ。

 アクセスは「EZトップメニュー」−「遊ぶ・楽しむ」−「ゲーム」−「総合」−「無料!音ゲー王国」か、「http://otodama.jp」から。

 ゲームを開発したフォトンの渡邉英徳社長は「ちょっとした空き時間に遊びながら地球を緑にできるゲーム。フォトンの活動のミッションである“戦わない・殺さない未来社会の実現”にもつながる」とコメント。同社はこのほかにも、@niftyで、利用料金の一部がオイスカに寄付されるネットワークゲーム「リズムフォレスト」を提供している。

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