JR東日本は4月13日、非接触型ICカード「Suica」の機能を搭載した携帯電話サービス「モバイルSuica」を、2005年度後半に開始すると発表した。
モバイルSuicaは、FeliCaを搭載した携帯電話端末に、Suicaと同じ鉄道の乗車券機能や電子マネー機能を備えたもの。通信機能を利用して、駅以外でも入金や定期券の購入が可能なほか、ディスプレイに利用履歴や残額を表示できるのが特徴だ。
同社では、新幹線の指定席券を携帯電話で発券し、そのまま改札を通れるようにするなど、携帯電話とSuica機能を組み合わせたオリジナル機能の搭載も検討している。
同社は2月からNTTドコモと協力し、JR東日本社員を対象にモバイルSuicaの検証実験を行っている。
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