携帯「料金が広告と違う」55.4% 〜総務省調査

» 2004年05月28日 23時59分 公開
[ITmedia]

  総務省は、電気通信サービスに関する第2回アンケートの調査結果を発表した。携帯電話の広告・サービスで、ユーザーがどのような要望を持っているかが明らかにされている。

広告と違うと感じる点は「料金」

 携帯電話やPHSを利用していて“広告の内容と違うと感じる点”は、「料金」を挙げたユーザーが55.4%と比較的多い。「サービス内容」(40.6%)「通話エリア」(40.2%)なども4割強のユーザーが指摘しているが、「端末の性能」(22.3%)は比較的少なかった。

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 携帯・PHSサービスの広告で、今後の課題は何か問う項目では「料金プランをもっと分かりやすくすべき」を選んだユーザーが81.5%に上る。「特に重要なポイントが分かるよう簡潔な表示を」の54.1%を引き離しており、料金プランの複雑さへの不満が見てとれる。

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 携帯電話でも、PC向けフィルタリングソフトと同程度の機能を実現すべきかと問う項目では、「はい」と答えたユーザーが全体の81.0%。「いいえ」の19.0%を大きく上回った。

 今後携帯でもフィルタリングソフトを利用できるようになった場合、利用したいか聞く項目では、「利用したい」が12.7%。「無料なら利用したい」の64.6%を合わせると、全体の約8割に達した。

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 調査は2004年2月に、電気通信サービスモニター1000名を対象に行われたもの。総務省では、調査結果について今後さらに分析を行い、行政施策に反映させて消費者支援策の充実を図っていくという。

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