「PDAは死んだ」と英Symbian CEO

» 2004年06月03日 23時04分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 「PDAマーケットは死につつあると思うし、いつの日か完全に死ぬだろう」──。6月3日、来日した英Symbianのデビッド・レビンCEOから、こんな言葉が飛び出した。

 もともとPSION製PDAのOSとして生まれたSymbian OSだが、現在のターゲットは完全に携帯電話だ。「ソニー・エリクソンの端末(P800、P900)は、PDAの機能がすべて組み込まれていて携帯としても使える」(レビン氏)

 もちろんこの発言の背景には、市場環境の変化だけではなく、Symbianのビジネス事情もあるだろう。同社の母体であり株主でもあったPSIONは、2月に株式をNokiaに売却することを発表した(2月10日の記事参照)。現在、Symbianの出資元は、ほとんどが携帯電話メーカーだ。さらにPDA向けOSの最大手であるMicrosoftは、携帯向けOSベンダーとしてSymbianの最大のライバルでもある。

 ともあれ、ソニーも米国からPDAから撤退を決め(6月2日の記事参照)、PDA全体の販売台数も頭打ち。Symbianが注力するハイエンド携帯電話とは大きな差がついた(6月2日の記事参照)。PDAの死亡宣告は、遅かれ早かれ誰かが下すことになるのだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月30日 更新
  1. 日本通信が新ブランド「blue mobile」を発表 ネオキャリアで自由な通信環境へ (2026年07月29日)
  2. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  3. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  4. 「ドコモの銀行」で何が変わる? ドコモFG廣井社長に聞く「通信×金融」の攻勢とグループ戦略 (2026年07月29日)
  5. 熊本地震の影響で通信障害が続く ドコモとKDDIはJAPANローミングを提供中、無料Wi-Fi「00000JAPAN」も開放 (2026年07月29日)
  6. 日本通信、ドコモの音声網相互接続で設備工事や接続試験が完了 「ネオキャリア」に前進 (2026年07月27日)
  7. 新しい「マイナアプリ」は8月25日から提供予定 「マイナポータル」アプリのアップデートとして (2026年07月28日)
  8. “スマホ疲れ”の若者が実践する「アテンション・デトックス」とは アプリの「離れられない設計」とどう付き合うか (2026年07月29日)
  9. モバイルバッテリーの発火不安や劣化の「見えないリスク」を解消 オウルテックが提案する新世代バッテリーの強み (2026年07月28日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー