遠くのプリンタで携帯写真を印刷〜日本HPのBREWアプリCEATEC JAPAN 2004

» 2004年10月06日 00時51分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 子供の携帯写真を、遠くに住むおじいちゃんちのプリンタで出力──。こんな使い方を可能にする日本HPのBREWアプリが、CEATECのKDDIブースに出展された(10月4日の記事参照)

 「携帯写真のプリントは、メモリカードを抜き差ししたり、PCにいったん入れたりと手間がかかる上、自分の近くにプリンタが必要。このBREWアプリはサーバを介在させるため、対応するプリンタを誰かが持っていれば、そこにアプリから送るだけでいい。」(説明員)。

 「HP Instant Share for EZアプリ」を立ち上げると、本体内にある写真のサムネイルが表示される。プリントする写真と、誰のプリンタ宛に送るかを選んで送信ボタンを押すと、写真データが「HP Instant Share」サーバに送られる。写真は複数選んで送ることも可能だ。

 HP Instant Share for EZアプリのインタフェース。本体メモリに保存されたサムネイルが表示され、プリントしたい写真と送り先のプリンタを選ぶ。アプリを起動中に写真を撮ることも可能だ。「送信」を押すと、選んだ画像がHP Instant Shareサーバにアップロードされる。なお、メモリカード内の写真には未対応のため、いったん本体に移す必要がある

 対応するプリンタは、ネット接続対応の「HP Photosmart2710 All-in-One」と「HP Deskjet 6840」(10月4日の記事参照)。携帯写真を送られた側は、ネット接続したプリンタからHP Instant Shareサーバにアクセスし、写真データをダウンロードすればいい。「プリンタを『自動プリント』に設定しておけば、送られたデータが自動的にプリントされる」(説明員)。

 デモに使われていたのは、小型ディスプレイを備えたHP Photosmart2710 All-in-One


 HP Photosmart2710 All-in-Oneにはディスプレイが備えられ、受信を選ぶとHP Instant Shareサーバ内にある自分宛ての画像を確認できる。プリントしたいデータを選んでプリンタ内にダウンロードすればいい。「誰から送られたデータなのかは、表示される電話番号で確認できる」(説明員)

 アプリは12月上旬に、auの公式サイトで提供予定。利用料金は無料だ。

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