800M/1700MHzのデュアル携帯は可能か?〜携帯周波数第4回会合(3/3 ページ)

» 2004年11月25日 15時56分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

 ドコモの中村氏は、マルチバンド対応のコストはソフトバンクが考えているより大きいと話す。

 「アンテナ2周波対応による価格増加分は、1基地局あたり約250万円。全国1万局と仮定すると、約250億円のコスト増加となる」。端末側も、3ドルということはないと中村氏。チップだけではなく、部品・材料費および出荷時の調整、品質検査などを含めると約1500円になるという。

 従来端末からの移行も、それほど簡単ではない。「電車の乗り換えのように、簡単にいくわけではない」

 より攻撃的だったのは、KDDI小野寺氏だ。同氏は、従来端末を巻き取ってデュアルバンド端末へ移行させるには相当のコストがかかると話す。

 「(auでは過去に)PDCの例があるが、負担軽減のため時間をかけて計画的にやっても、かなりのお金がかかった」。最終的に残ったユーザーに無償で新機種を提供するなど、800MHz PDCの強制巻き取りにかかった費用は1900億円に達したという。

 小野寺氏はまた、ソフトバンク側のユーザーは23カ月で端末を買い換える……という理論は「平均であって、全加入者が入れ替わるわけではない」とも反論。

 「(突然デュアル端末に移行しろとの要求は)技術的には、不可能です。そんなことはできまへん」。ここだけなぜか投げやりな関西弁で、ふんまんやるかたないといった風だった。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月21日 更新
  1. 「弊社のモバイルバッテリーが河川等に投棄されている」――運営元が警察および関係各所と連携 (2026年08月19日)
  2. 服の中に風を送る「腰掛けファン」はハンディファンと何が違う? メリットと購入前に知るべき注意点 (2026年08月18日)
  3. 「iPhone 18」シリーズうわさまとめ 秋にPro、来春に無印登場か 「さらなる値上げ」の可能性も考える (2026年08月19日)
  4. 清水寺の「5Gが入らない」をどう解決した? ソフトバンクが挑んだ景観保護とアンテナ設置の裏側 (2026年08月20日)
  5. Pixel 11シリーズ実機レビュー:「薄型化の無印」と「背面が光るPro」、Gemini連動の新機能で何が変わったか (2026年08月20日)
  6. 「借りたものは返して」――レンタルバッテリー「CHARGESPOT」が注意喚起 (2026年03月28日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. ソニー、Xperia新モデルを予告 8月25日11時に発表 YouTubeで世界同時配信 (2026年08月21日)
  9. 外出先でも45Wで充電できる「UGREEN モバイルバッテリー PB727」が31%オフの4480円に (2026年08月20日)
  10. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー