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» 2004年12月20日 01時36分 公開

コンパクト&多機能なWIN「W22SA」を試す(3/4 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

件名での振り分け、音声読み上げもサポートする充実のEメール機能

 Eメール機能はau端末では仕様の共通化が進んでいるが、W22SAの場合、件名でのフォルダ振り分け、本文の音声読み上げのサポート機能が特徴的だ。

 音声読み上げは熟語の認識も十分実用レベルに達している。プライベートな空間での利用に限られるとは思うが、役に立ちそうだ。Eメール表示中のサイドキーの下キーを押すだけで読み上げを開始する手軽さもいい。ただし、読み上げはかなり機械的なイントネーションなので、もう少し柔らかい雰囲気になればと感じる。

 最近の三洋製端末が共通で備える「なかよしボックス」もサポートしている。メールボックスからは独立しており、複数のフォルダに対してメールアドレスでの振り分けが可能である。説明がちょっと難しいのだが、ある1通のメールに対してメールボックスとなかよしボックスの両方で異なる振り分けができると考えればいいだろう。なかよしボックスのほうはリンク情報を持っているだけで、メールの保存に2重にメモリを消費しているわけではない。

メールの読み上げは項目を選択可能だ。なかよしボックスは受信ボックスとは別に用意されている

 Eメールの送受信と音声発着信履歴については、おおむね不満なし。Eメールの送受信履歴は、情報をメール一覧とは別に持っており、音声発着信の履歴からワンボタンで往来が可能だ。これによりアドレス帳と連携して音声発着信履歴からEメールの送信や、Eメールの送受信履歴からの音声発信などが簡単に行える。Eメールの一覧や閲覧から一気に音声発信できればさらにベターだが、連携機能としてはほぼ満足できるものといえる。

Eメールの送受信履歴と音声発着信履歴は左ソフトキーで切り替わる。Eメールの送受信履歴から、音声発信もEメールやCメールの作成も行える

リサイズ機能が不満のカメラ機能

 カメラ機能は133万画素CMOSカメラユニットにオートフォーカス、ライトを搭載。撮影時の使い勝手や画質に関しては荻窪氏のレビューを近日中に予定しているのでそちらを参照してもらうとして、ここでは撮影後の処理について考えてみよう。

 撮影画像は3×3コマまたは5×5コマのサムネイル表示とリスト表示が可能で、サムネイルの表示速度も高速な部類に入る。5×5コマはかなり小さなサムネイルになるが実用性は高い。SXGAで撮影した画像の個別表示は2〜3秒と、現行モデルとしては待たされるほうだが、ズーム表示は実用的な速度だ。

5×5コマの小さなサムネイルでも内容確認に支障はない。フォトフォルダ以外でもサムネイル表示が可能だ

 気になるのはリサイズ機能だろう。QVGAまたはQQVGAへのリサイズしか行えず、SXGAやVGAサイズの静止画をEメールで送信するようなケースでは、撮影段階でフォト画質を原則メールモードにしておくことになる。SXGAサイズのままメール添付用に再圧縮する機能を持つ端末がある現状を考えると、不満が残る。

 メモリカードスロットのないW21SAでは、とりあえず撮影した画像をPCに送るケースを考えると、実はEメールが一番手軽であり、かつWIN端末ならダブル定額で通信コストもほぼ無視できるだけに、この点は改善を要する部分だ。

リサイズはQVGAかQQVGAしか選択できず、Eメール添付時のリサイズはQQVGAしか選択できない。SXGAやVGAサイズの静止画から任意の部分をQVGA、QQVGAで切り抜くこともできるが、PC宛の送信を考慮すると不満の残る仕様だ

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