鷹山は、PHS基地局に順次無線LANアクセスポイントを追加すると発表した。国内でSIPベースの音声・データ通信システム開発を手がけるベルネットと戦略資本提携を結び、広域無線LAN網を構築する。
鷹山は現在、首都圏の1都8県で4万2000のPHS基地局を持つ。ここに無線LANインフラを設置、統合して広域ネットワークを構築する考え。「価格競争力の高い、企業向けの定額音声・データサービス」を提供するという。
サービスでは、PHSと無線LANの切り替えも視野に入れる。「一般コンシューマにも利用してもらいたいが、エリアの問題もあり、まずは企業向け」(鷹山)というスタンス。サービス詳細は、来年2月に発表する予定だ。
2005年6月に山の手線内で無線LAN網を構築し、テストサービスを開始する。2005年中に4000局で無線LANを統合して、本格サービスを開始する予定。2006年春には東京都、神奈川、千葉県の主要エリアにネットワークを拡大し、2007年度に1都8県に網を構築する予定だ。
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