お子様のケータイデビューに〜ぴぴっとフォン「AP-K303T」(2/4 ページ)

» 2005年03月01日 15時50分 公開
[江戸川,ITmedia]

子供っぽさをなくし、利用者層を拡大

 AP-K301T/302Tには、初めて見た人を笑顔にするような可愛らしさがあった。レシーバー部分がキャラクターの顔になっているほか、充電台がイスをイメージさせるなど、とにかく子供が喜びそうなデザインなのだ。小学1年〜2年生くらいなら、家族とのお出かけの時に持たせてあげるといいだろう。

 だが、その可愛らしさゆえに、子供が高学年になってくると持ち歩くのが恥ずかしくなってくる。その点、AP-K303Tはシンプルなデザインと、送受信先に制限のないEメール機能の搭載で、小学校の高学年から中学生くらいまでは十分にカバーできそうだ。

新型AP-K303Tと旧型AP-K302Tを並べると、狙いとする市場はやや異なっているように見える

 単機能だった前モデルに比べると機能面での進化は著しく、中でもダントツの進化がEメールだ。かな漢字変換システムの優劣では、予測変換機能がほぼ標準搭載されはじめた携帯電話に及ぶものではないが、利用者層を考えれば”ひらがな”が用いられることも多いはず。

携帯電話の液晶画面と比べると確かに狭いが、子供がメール本文を読むのにそれほど支障はないようだ

 また、前モデルでは、時計表示の午前・午後に、それぞれゴゼン・ゴゴとフリガナが付いていたが、これは太陽と月を表す絵文字に切り替えられた。全体的に子供っぽさを排除し、可愛らしさをうまく残しているといっていい。

数字の丸い部分に顔が描かれている。数字が切り替わるときのアニメーションも楽しい

バッテリー切れの表示。早く充電台に戻してあげたくなる

 子供っぽさの残されている機能といえば、単音で鳴る着信メロディだろうか。”ぶんぶんぶん”から”エンターティナー”まで全10曲、バラエティには富んでいるのだが、いずれも似たような高い音で構成されている。高学年ともなれば、人気の着メロも使いたいことだろう。

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