Symbian OSに感染する新種ワーム「Mabir.A」が登場

» 2005年04月05日 14時08分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ対策企業のF-Secureは4月4日、Symbian Series 60プラットフォームに感染するワームMabir.Aの存在を警告した。Mabir.AはBluetoothとMMSメッセージを経由して感染を広げる。MMSメッセージは、Symbian OSで使われている、画像や音声などのマルチメディアファイルのやり取りに使われるメッセージシステム。

 Mabir.Aが感染した携帯電話はBluetoothを使って近隣の電話を探し始め、見つけた携帯電話に感染したSISファイルを送り付ける。ファイル名は「caribe.sis」で、オリジナルのCabirワームと同じだが、中身は別だ。

 Mabir.AはBluetooth経由で感染するだけでなく、受信したMMSまたはSMSメッセージに対し、「info.sis」というMabirが含まれたMMSメッセージを送り返す。このメッセージにはテキストメッセージは含まれていない。

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