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» 2005年05月18日 18時14分 公開

CeBIT Asia 2005:普通の腕時計? いいえ「音楽対応、ワイヤレス腕時計」

コンシューマ向け展示は縮小気味のCeBIT Asia 2005。ただしビジネス向け商談展示ブースには、ちょっと目を引く面白い製品がいくつかあった。

[山根康宏,ITmedia]

 5月14日まで上海で開催されたアジア最大規模の通信技術の総合見本市「CeBIT Asia 2005」。コンシューマ向け展示はやや縮小気味だが(5月16日の記事参照)、ビジネス向け商談展示ブースに足を運ぶと、ちょっと目を引く面白い製品もいくつかあった。

ワイヤレスに音楽を聞ける腕時計

 腕時計にメモリを内蔵させて、音楽プレーヤーとして利用可能な「腕時計型プレーヤー」。ここ数年、中国や台湾あたりのメーカーからいくつかの製品が発売されており、年々質感の向上やデザインバリエーションの拡充が見られている。“キワモノ”的デバイスから、「普通の腕時計のとして見てもおかしくない」製品に一歩一歩近づきつつある。

Photo 会場で見かけたパネル。普通の腕時計に見えるが、上方に♪のマークが見える。どうやらこれも音楽プレーヤーのようだ

 ただし従来の腕時計プレーヤーは、音楽を聴く際には時計部分にヘッドフォンを有線接続する必要があった。そのためせっかく手軽に腕にはめても、手首から耳まで伸びるヘッドフォンのコードがじゃまになってしまう。

 腕時計としてデザインが磨かれても、コード付きでは音楽プレーヤーとしての使いやすさは半減する……と思って見ていると、そのメーカーのカタログにはなんと「無線」の文字が書かれていた。腕時計にFMトランスミッターユニットをつけることで、音楽をFMで飛ばして無線ヘッドフォンやFMラジオで聴くことができるという。

何のことはない、トランスミッターでFMで飛ばすだけなのだが、内蔵できないとなれば外付けしてでも無線を実現させてしまう中国メーカーの行動力には敬意を示したい

 実物はまだ展示されておらずカタログのみで、詳細情報は聞けなかった。しかしこれが商品化されれば、いよいよ無粋なコードとおさらばできそうだ。

 ただし残念だったのは、FMトランスミッターが大きい上にデザインも腕時計との統一性がなかったこと。一時期話題になった中国製の腕時計型携帯のように、さりげなく使おうにもかなり目立ってしまいそうだ。

固定電話でも利用可能なBluetoothヘッドセット

 ビジネスゾーンで目立ったのは、Bluetooth関連の出品。多数のメーカーがBluetoothヘッドセットやPC用のUSBタイプのBluetoothアダプタを出品していた。

 その中でも英Audexのブースは、ほかとは違うユニークな製品が揃っていた。「DSF-2480」は、固定電話でBluetoothヘッドセットを利用する製品。Bluetoothヘッドセットと、電話回線を接続可能なスタンドがセットになっている。固定電話あての通話を、耳元のヘッドセットでワイヤレスに受けられるのだ。

 仕事や家事をしながらの通話に重宝しそうだが、発信はできない。ヘッドセットは未使用時、スタンドにセットしておくスタイルで、この状態で充電もできるのは便利。すでに北米などで発売中とのことだった。

固定電話用のBluetoothヘッドセットは、ありそうでなかなか見かけない商品
背面には固定電話回線のIn/Out端子がある。オフィスビルなどのPBX回線にも対応

持ち出し可能なBluetoothハンズフリースピーカー

 同じくAudexの「SPB-2800」は、Bluetooth対応のハンズフリースピーカーユニット。Bluetooth内蔵の携帯電話とペアリングすることで、ハンズフリー通話を可能にする。

 特徴はバッテリーを内蔵しているため、持ち出しが可能なこと。室内はもちろん、例えば自動車の中でも利用できる。サンバイザー部分に取り付けるための、クリップも付属している。

 気になるバッテリーは、連続待ち受け250時間、連続通話3.5時間。本体には通話のオン・オフスイッチを備え、ボイスダイヤルやリダイヤルにも対応している。付属の有線ヘッドセットを接続しての通話も可能だ。こちらも北米などで発売を開始している。

サイズは長さ10センチちょっとで、片手で持ち運べるサイズ。内蔵バッテリーはNi-MH。車内以外でも、事務所では携帯をポケットに、ハンズフリースピーカーを机の上に、という使い方もいい

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