写真で見る──着ぐるみケータイ「V501T」

» 2005年06月09日 18時47分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 シリコン素材のカバーで、さまざまな形に変身──。ボーダフォンの着ぐるみケータイ「V501T」(6月9日の記事参照)が、ついに披露された。

 ボーダフォンの着ぐるみ携帯「V501T」。カバーの値段は950円くらいになる見込み


 カバーを取ったところ。「カバーを外すと、石けんのようなオーバルフォルム。(付けても外しても)持ちやすさや身近さを感じさせる」(説明員)


 端末を開いたところ

 着ぐるみカバーはシリコン製。背面用と底面用に分かれており、端末にかぶせるようにして着脱する仕組みだ。電波の感度には影響しない厚さで仕上げてあるため、付けたままでも問題なく利用可能。ただし、付けた状態での充電やminiSDの抜き差し、マクロスイッチの切り替えができない点には注意が必要だ。

 カバーを付けた状態でのminiSDの抜き差しやマクロスイッチの切り替えはできないが、サイドキーは利用可能だ

 着ぐるみカバーの開発時には、さまざまな苦労があったとボーダフォン ターミナルマネジメント部の森一幸部長。

 「チーズやタイヤは、もっと肉厚にして本物に近い感覚を表現したかったが、受信感度の観点から限界があった。また、シリコンのカバーを作るのには、“金型に流して確認して”──という作業が必要になるが、時間やコストのかねあいから何度もやるのは難しい。最後はうまくいくことを信じてできあがりを待つという“できてからのお楽しみ”的な、ハラハラドキドキがあった」

携帯電話としての機能は

 携帯電話としての機能で注目なのは、ディスプレイスピーカーを搭載した点。音声通話の着信時に右ソフトキーを押すことで、ディスプレイスピーカーのオン/オフを切り替えられる。通話時のほかにも着信音や着メロ、着うた、ゲームの利用時にディスプレイスピーカーが機能するという。

 音声通話着信時の画面。左ソフトキーを押すと、ノーマルスピーカーが設定している音量より1段階上になる。右ソフトキーを押すと、ディスプレイスピーカーのオン/オフを切り替えられる。ディスプレイスピーカーはモノラル対応

 なおV501Tのスピーカーは、端末の内側にある受話スピーカーとディスプレイスピーカーのみで、背面には搭載していない。そのため「閉じた状態では、開いたときに比べて若干音が小さくなる」(説明員)。ただ、端末の上蓋と下蓋の間には音が抜けるよう隙間が空いているので、実用上、特に問題はなさそうだ。

 もう1つの特徴は、押しやすいダイヤルキー。それぞれのキーが0.7ミリほど盛り上がっており、キーの感触にもこだわったと説明員。「見た目でも押しやすさを感じさせるよう意識した。もちろん実際の押し心地にも配慮している」(説明員)

 使いやすさに配慮して、ダイヤルキーや方向キーを盛り上げている


 シルバーはダイヤルキー部分がグラデーションになっているなど、デザイン面での工夫も


 メインメニュー


 必要最低限の機能をウィザード形式で使える「シンプルモード3」を装備。ながら機能をサポートする「ショートカットメニュー」も健在だ


機種名 V501T
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約51×102×26ミリ
重さ 約125グラム
連続通話時間 約120分
連続待受時間 約380時間
カメラ 131万画素CMOS
外部メモリ miniSD
メインディスプレイ 2.4インチ約26万色 QVGAスーパーファインポリシリコンTFT液晶
サブディスプレイ 1.1インチ約6万5000色 TFCC液晶
ボディカラー ブルー×ポリゴン、ホワイト×ソーダ、シルバー×タイル
Vアプリ 256Kアプリ Ver.2
着うた
バイリンガル
文字入力 モバイルルポ


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